【3年A組】−正義２−

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A『何がですか』

柊「俺はその件の黒幕を多分知っている」

A『!!』

柊「けど、まだAには教えられない

その黒幕に確信を持てていないから

それとAがまだ

自分のことに気づけていないからだ」


言ってる意味が...わからない


柊「だから今はまだ

自分の事をよく知り
自分の何がダメなのかよく考えるんだ」


立ち上がり肩を掴まれる

目線を合わせ話しかけられる


A『先生は、やっぱり先生だな』


さっき拒絶されたのが嘘のように

先生は優しい目をしてくれた


柊「なんだそれ

ほら先生はやらなきゃいけない事があるから

ちょっとまってて」

A『どこに行くんですか』

柊「何寂しい?」


また先生はそうやって

まるでこっちの行動を面白がるみたいに


A『...寂しいです』


いつもなら言わない

けど何度も先生の行動で
ドキドキ...させられるのは癪だった


柊「何、その可愛いの

そんなに俺に構って欲しかったの」

A『いや、違います、冗談です、近いです!!』

柊「ふっ、残念

じゃあ大人しくしてて」


スっと先生の顔が離れる

それと同時に

鼻付近に霧吹きのようなものが噴射された

その後の事は何も覚えていな

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