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ページ29

柊「そうやって大声で

拒絶して、誰の声にも耳を貸さずに

生きてきたんだな」

香帆「...」

柊「そのせいで

あんな馬鹿な真似をしても

何も感じない人間になったんだな」

香帆「何であんたに

そんなこと言われなきゃいけないの」

柊「俺は

お前の

教師だからだ」


やっぱり先生は...ズルくなんかない

立派な大人だった


柊「お前を正しい道に、導く義務がある」

香帆「ふざけんな!!

今まで何もしてくれなかったくせに!」

柊「…そうだ、だからだよ

だから俺は今、この瞬間

お前達の教師になるためにここに立ってるんだ」


今までこんな風に

前のめりにぶつかってきたことがなかった

だから、痛いくらい胸に刺さる


柊「宇佐美

お前に足りなかったのは想像力だ

もし、自分の家の窓を割られたら

自分の服を切り裂かれたら

どんな思いをするのか」

柊「嘘の投稿で

言われの無い中傷を受けたら

どれほど傷つくのか

お前にはその痛みを想像できなかったんだ」

香帆「うるさいうるさいうるさいうるさい!!」


先生が私の腕から手を離し

座り込む香帆の肩を掴み

顔に手を当て目を合わせ


柊「よく聞け

景山はお前を恨んじゃいなかった」



香帆「…え」



柊「むしろ自分のせいだって言ってた

私がいけないのって

何も言わずに香帆を拒んで

ちゃんと伝えていれば良かったって」


澪奈の優しさが心にくる


柊「友達が欲しかったって。

私は、香帆と本当の意味で

友達になりたかったって

そう言ってた」

香帆「...」

柊「いいか、宇佐美

お前は!そんな彼女の気持ちを踏みにじったんだ

その痛みを、一生忘れんなよ」


泣きじゃくる香帆の側へさくらが向かう


茅野「澪奈がこれをくれたとき言ってたよ」


てんとう虫の刺繍がされてあるハンカチをだす

そのキャラクターは...



茅野「澪奈は、ずっと友達だと思ってたんだよ

あなたのこと」


香帆はそのハンカチを握りしめ

再度涙を流していた

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設定タグ:3年A組 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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千春(プロフ) - ミキさん» ありがとうございます(*´ ˘ `*)これからもっと柊先生と絡ませていけるよう頑張ります!!応援ありがとうございます (2019年2月7日 20時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 柊先生との絡みが(続きが)気になって仕方ありません。続き楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2019年2月7日 16時) (レス) id: e3d98ede99 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 星隠れの里さん» 申し訳ございませんでした。ご指摘ありがとうございます。 (2019年2月4日 16時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
星隠れの里(プロフ) - この作品はオリジナル作品ではないのでオリジナルフラグは外して下さい (2019年2月4日 15時) (レス) id: 328d0213e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千春 | 作成日時:2019年2月4日 12時

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