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美術室から出ると廊下には里見くんが立っていた
里見「A...」
A『...ブレザー
しわ作ってしまって...すまない』
里見「ううん、いいよ
ぶっきーに何かされた?」
A『何も無かった...』
里見「...ちょっとこっち来て」
里見くんはブレザーを私に被せ
手を引っ張りトイレの前に着く
ちょっと待ってて、と言われ
男子トイレの前で待つ
里見「これ目に当てといて」
A『...』
里見くんが渡してくれたのはハンカチだった
ハンカチを濡らして持ってきてくれた
A『ありがと』
ひんやりとしたハンカチの温度が
心地よかった
里見「1人で背負うなとか言っといて
結局A任せで...」
目元のハンカチを取り
里見くんの方を見る
A『でもあの時
里見くん達は私のことを
心配してくれていただろ?
その気持ちだけで充ぶ..』
里見「なんでそんな風に言うんだよ
それならいっそ、俺らを批難してくれよ」
私の言葉がかき消される
A『...批難などするはずないだろう
あの場で里見くん達が残っても
きっと何もできなかった
里見くん達に限った話じゃない....
私だって...何も...』
何もできなかった
何も知らなかった
今の私は柊先生の事で頭がいっぱいだった
沈黙が続く
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千春(プロフ) - ミキさん» ありがとうございます(*´ ˘ `*)これからもっと柊先生と絡ませていけるよう頑張ります!!応援ありがとうございます (2019年2月7日 20時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 柊先生との絡みが(続きが)気になって仕方ありません。続き楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2019年2月7日 16時) (レス) id: e3d98ede99 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 星隠れの里さん» 申し訳ございませんでした。ご指摘ありがとうございます。 (2019年2月4日 16時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
星隠れの里(プロフ) - この作品はオリジナル作品ではないのでオリジナルフラグは外して下さい (2019年2月4日 15時) (レス) id: 328d0213e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千春 | 作成日時:2019年2月4日 12時