【3年A組】−正義２−

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柊「...どうせ、こんなことしても

意味の無いことくらい...わかってる

Aが....俺のモノになるわけないのに...」


ぽたぽたと柊先生の涙が

顔に落ちる


A『...』

柊「俺は...ズルいよ

お前が、自己犠牲の塊で

他人より自分が傷つけばいい...

そう思ってることを利用してこんなことして...」


さっきの雰囲気とは一変して

優しく抱きしめられる


A『...〜っ』

柊「怖いか?」

A『違う、違うんだ...

なんでそんな優しくするんだ

先生がそんな目に遭ったのも』

柊「違う」

A『先生....優しくしないでくれ

優しくされるとこっちが辛くなる』


そう言ってさっきとは違う

触れるだけのやさしいキスを
目元に落とされた


A『...泣き虫』

柊「Aもだろ」


先生が私をゆっくりと抱き起こし

先生が着ていた上着を被せてくれる


A『...柊先生、治療をしよう

一度頭の傷を見せてくれ』

柊「今はまだいい」


柊先生に抱きしめられる

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