【3年A組】−正義２−

・ ページ15

A『せん...せっ!

辞めてくれ!!』

柊「黙って」


何度も角度を変え唇を啄む

押してもなかなか動かない


柊「口あけて」


首を横に振ると鼻をつままれる

その間もキスは続く

息が、酸素が足りない

思わず口で呼吸をしてしまい

同時に入ってくる先生の舌


A『んっ...!やぁ...っ』

柊「ちゅ...んっ...」


拒めば拒むほど激しくなる

熱い舌が口内を掻き回す

息が体があつい

腰が砕け落ち

地べたに座り込んでしまう


柊「...そんなに嫌か」

A『...』

柊「そのブレザーも俺へのあてつけか?

遅刻してきたのもそうだ

こんなことなら初めから、お前を.....」


先生が何を言いたいのか

何に苦しんでいるのか


A『せん...せ』

柊「脱げ」

A『えっ』

柊「いいから脱げ」

A『先生!!ホントに辞めてくれ!!』


床に押さえつけられ

抵抗も虚しくいとも簡単にブレザーを剥ぎ取られ

中のブラウスに手が差し掛かる

こわい、こわい

ボタンが乱暴に弾け飛ぶ

鎖骨に舌を這わせ噛みつかれる


A『いっ...ふっ.....』


いたい...痛い

でもきっと

私より先生の方が痛かった

思わず涙がこぼれる

なのに...


A『...なんで先生...泣いてるんだ』


先生の方を見ると
泣いていた

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す