ナイトメアが愛してきます

10話 ページ13

ﾄﾞﾀ

『うぅ〜』

やっぱりダメだ…
何回やっても転けてしまう…

ナ「ほら、もう一回」

『もうやだぁ…』

ナ「はぁ…まぁいいか」

『やったぁ！』ﾊﾟｱｯ

ナ「ポジティブ凄いけどかわいい」

お前からかわいいとか言う言葉が出るなんてな…

ﾄﾞｶｧﾝ

『！？』

なんか凄い爆発音聞こえたんだけど…

ナ「彼奴らか…」

彼奴ら？

イ「Aちゃんを返せ！！」

この声…

『インク！！』

助けに来てくれたんだ…！

ナ「お前もこの能力が欲しいのか？」

イ「違う！Aちゃんが大切だから！！」

『インク…！』

泣きそう…

ナ「感動の再開のところ悪いが、Aを渡すわけにはいかない
こちらもAが大切だからな…」

ﾄﾞｻｯ

『っ！？』

ふっと力が抜け、私は地面に倒れる

足の感覚が…！

ナ「さぁA、この状態でインクのところに行けるか？
俺はお前の足の感覚を持っているんだぞ？」

イ「Aちゃん！」

『っインク…！』

私は手だけで前に進もうとする

ﾄﾞｶ

『うぐっ』

ナイトメアが私の背中を思いきり踏む

イ「A！」ﾀﾞｯ

地面から走ってくる音が聞こえる

どうやらインクが走ってきているようだ

ｽﾞｯ

『っ…な、何？』

地面から何かがでてくる

ナ「じゃあな、お前はもうAに会えないかもな」

ｼｭﾝ

イ「クソっ…！次は絶対に助けてあげるからね、Aちゃん…！」

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