幸運女子。とりあえず撃っとく【ワートリ】

30話 ページ32

第1種目は障害物競走。


1.2組(白組)、3.4組(赤組)、5.6組(青組)、7.8組(黄組)の4チームから男女6人(全8クラス)をだして障害物を乗り越え、速さを競う種目。


ちなみに私は2組の白組です。


そして赤組の人たちは私の足の速さを警戒して陸上部のエースを連れてきました。



『うへぇ、これ絶対負けるじゃん』


朱里「まぁまぁ！あたしはAと真剣勝負出来て嬉しいけど？」



私の不満が聞こえてきたのかニコニコと笑いながらそう言う陸上部エースの日渡朱里

男女共に人気のある姉御肌の巨乳だ。



なんで陸上してるくせに胸に脂肪つけてんの。
いらないでしょ？ならよこせ



じーーーっと朱里の胸を見ること数十秒



『ありゃりゃ、負けてきてんじゃん』



私の番になりスタート地点に立ってバトンを渡してくれる相手を確認してみると3位に僅かな差で負けている。

1位はもうスタート地点を出発した




「悪い！！」


『できるだけ頑張る』



他チームから1歩出遅れての出発。



めちゃくちゃダッシュのままハードルを飛び越え、めちゃくちゃ頑張って跳んでパンを食べたり。。


ネットをくぐる時には1位の朱里には追いついていて、そのまま不愉快の代表例(ゴキ)のような素早さでネットくぐりも難なく終了


最後の障害物は子供用の三輪車ときた


学校は遊ぶ気満々で体育祭を行っているらしい



『ようたろーと鍛えた私の三輪車テク見せてやる』



キコキコキコキコと面積の小さい踏み場を高速で動かして1位キープのまま次の人にバトンパス。



さっきビリで私にバトンを渡した男子も「ナイス！！！」と種目が終わったあとに私を持ち上げてくれるくらいには盛り上がったらしい



校長先生も私が三輪車を全力でこいでる時に親指立てて「グッジョブ」って表現してたしもう働かなくていいかな


序盤からちゃんと盛り上げた(ただ必死に走って飛んで跳んでくぐってこいだだけ)んだからもういいかな


他の子にあとの競技任せたいんだけど





＿＿

((なんだあの男))


((落ち着け烏丸))


・


((Aちゃんがネットくぐり秒で終わらせたのってやっぱり抵抗が少なかったからかな))


((何がとか言ったら死ぬぞお前))


((わかってるわかってる))

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