私はフルーツを使ったスイーツが得意です！弐 (ページ33)

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樫野「お、おい雪野」

花房「大丈夫？」
安藤「こんなところで寝たら風邪ひくよ」

貴方「あれ？もう朝？」

図書館で様々な本を読んだ後、いろいろな方法で一晩中作っていたらいつのまにか寝てしまっていたらしい

気付かないうちに朝になっていて、三人が不安そうな顔で立っていた

心配で見に来たみたい

樫野「お前一晩でこんなに作ったのかよ」

貴方「うーん。いろいろ試したくて...調理室中の鍋全部使っちゃった...ふあぁ....実習までに片づけないと」

安藤「片づけ手伝うよ」

貴方「ありがとう。あ！これ食べてみて！一番いいの作れたの！」

安藤「うん！おいしいよ」

花房「一晩でここまで美味しくなるなんてすごいね！」

樫野「まぁいいんじゃないか」

ソルトたちの反応もいい感じだ

あ、でもこっちのプリンすが入ってる

貴方「ねぇ上と下のオーブンって少し違う？同じように作っても時々すが入るんだよね」

安藤「あぁよく気付いたね。下のオーブンは他のより焼き上がりが強くなるんだよね。上のは焼きムラが出やすいし」

樫野「オーブンにも一台一台クセがある。数をこなして知っていくしかないな」

オーブンのクセか...

キャラメル「ん～このプリンさいこうですぅ」

カフェ「何これ！甘すぎ」

貴方「あ、それ焦がしが足りなかったんだよね」

キャラメル「キャラメルは甘い方が好きなんですぅ」

貴方「味の好みあるしね～」

あ...味の好みか。

花房「今日も練習するの？よかったら差し入れ持っていくけど」

貴方「ありがと！でも今日は用があるから大丈夫！」