私はフルーツを使ったスイーツが得意です！弐 (ページ31)

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貴方「モンブランなんですけど」

安藤くんに言われて先ほど作ったモンブランを小城さんに食べてもらうことになり、周りにいた生徒はその様子を興味ありげに見ていた

小城「貧乏くさい味ねー。本当にこれでアンリ先生にスカウトされたの？天才パティシエ、アンリ・リョカスも人を見る目は節穴ね」

貴方「先生の悪口言わないで！」

小城「はぁ？人を見る目がないって本当のこと言って何が悪いの？」

貴方「先輩だからって何でそんな上からものをいうんですか？アンリ先生の事何も知らないくせに...人を馬鹿にできるほど貴方は上手いんですか？まぁそうは見えないけど」

小城「あっ貴方ねぇ」
貴方「悪いですけど、私も貴方には腹を立てているんです。勝負しましょうよ、どちらがおいしいプリンを作れるかでどうですか？」

小城「えぇいいわよ。私が勝ったら、スイーツ王子たちと組むのはこの私よ」

貴方「分かりました」

樫野「バカ！勝手に決めんな！」

樫野だけでなくほかの二人も嫌なのか、反対してきた

だからって勝負をやめる気はないけど

天王寺「いい加減になさい貴方たち。他のお客様に迷惑でしょ？」

流石に騒ぎすぎたのか、いつの間にか天王寺会長が私たちを止めに入る

天王寺さんに物怖じせず小城さんはプリン対決を認めろと言いだす

天王寺「何を馬鹿なことを」

理事長「面白いじゃないですか。認めてあげたらどうです？天王寺君。やる気があるのは大歓迎です」

理事長の意見もあってか、天王寺さんはこの勝負を認めてくれた。

判定は理事長

作るのは一般的なカスタードプリンで、材料は自分持ち

対決日は三日後の正午。後頭部の調理室にて行うことに