私はフルーツを使ったスイーツが得意です！弐 (ページ30)

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”厄払い”と言われついて行けばたどり着いたのはサロン・ド・マリー

以前来た時と同じようなケーキだったり新作のケーキなどがあった

貴方「あ！あれも新作だ....どれ食べるかやっぱり悩むな..」

花房「いや、ここに来たら一度は食べないとならないのは＿＿」

樫野「天使のプディング」

天王寺会長が作る人気№１のスイーツだと安藤君が教えてくれた

貴方「へーそれは食べてみたいな。この間のスフレもおいしかったし」

樫安花「「天王寺会長のスフレ？？！」」

貴方「うん。はちみつ入りのやつー」

樫野「なんで雪野だけ....天王寺課長のスフレを.....なんで雪野だけ」

ため息をつきながらぼやいている樫野は二人よりも落ち込んでいる様子で
いちごも食べたなんて言えず私の心の中にしまっておこうと今決めたAだった

「お待たせしました」

花房「え？まだオーダーしてないけど？」

花房くんの言うとおりオーダーをしていなのになぜか店員さんがプリンを持ってきた。気にはなったけど、目の前に出されたからつい一口食べてしまう

貴方「ん！おいしい！すごいコク....バランスが良くていくらでも食べれそう」

樫野「...本当だ」

「私のプリン気に入ってくれたかしら？真君！」

背後から聞こえた声に樫野は思わず立ちあっち側をみて顔を青ざめて固まってしまった

貴方(この人が小城さん？あの樫野が固まってる....本当に苦手なんだ)

そんな樫野の反応が見えていないのか小城さんは特大サイズのプリンを持ってくるようウェイトレスの二人に言い放った

小城「腕上げたでしょ？私！真君のために一流パティシエについて特訓したの！今年こそグランプリとってパリへ旅立ちましょ！ダーリン！」

樫野「わっ悪いけど先輩、今年は...あっあの雪野と組むからっっ」

貴方「えっ」
小城「なぁんですって！！」

ちょっとちょっとっ聞いてないんですけど....今勝手に決めたよね？
樫野の奴！

小城「あぁアンリ・リョカスにスカウトされたって子ね？Aグループのクセにクレープも焼けないって聞いたけど」

ソルト「それはAじゃねーよ！！」

小城さんにソルトのことは見えないので、どこからか声が聞こえる現象が起きている。

貴方「そっ空耳です空耳....あははー」

安藤「雪野さん、さっき実習で焼いたケーキ食べてもらったら？」

貴方「あ...うん」