私はフルーツを使ったスイーツが得意です！弐 (ページ25)

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天才と天敵と天然？ページ25

ソルト「Aー！どっか出かけるのか？」

貴方「いちごの部屋に行くの！昨日からルミが居ないから寂しいかと思って」

本日は休日でルミは実家に帰省していた。特にすることもないからいちごの部屋にソルトと一緒に向かうことに

いちご「あ...A」

部屋についたはいいが、何故か寝不足みたいだ。何やら昨日樫野から変な話を聞かされたみたいで夢見が悪かったらしい

取り敢えずベランダで話しながら外の景色を見ていると

中島「雪野さんと天野さん、暇そうね」

下を見てみるとＢグループの人達が居て、なんとくるみ拾いに行かないかと誘われた

ここで普通なら今まで意地悪されたこともあるしこの人達を疑うべきだが、Aといちごはくるみに夢中でそんなこと疑いもしなかった

森に来て数分、くるみはなかなか見つからず苦戦していると佐山が「見つけた」と良い、いちごと一緒に向かうと確かにくるみはそこを中心に沢山落ちていた

いちご「すっごーーい！ここにもっあ！あっちにもある！」

貴方「ここらへん凄くたくさんあるね！」

いちご「見て！こんなにたくさん....」

貴方「どうしたの？....あれ？」

くるみを拾うのに夢中だった私達は中島たちがいつの間にか居なくなっていることに気づきもしなかった

貴方「皆どこ行ったのかな？」

いちご「あっち行ってみる？」

バニラ「違うわよ！あの人達最初から置いてけぼりにするつもりだったんだわ！」

ソルト「あぁ間違いねぇな」

いちご「まぁでも学園の中だし、すぐ帰れるわよ」

貴方「取り敢えず来た道を.....あれ、どっちから来たっけ？」

くるみを拾うのに夢中でどこから来たのかもわからなくなってしまった２人は取り敢えず適当に歩いてみることに。

貴方「ここは...どこだ？」

ソルト「全く出口はどこだよ！」

いちご「お腹すいた...」

バニラ「しっかり！」

いつになっても森から出られず、歩きっぱなしで食事もしていないものだから、私もいちごもお腹が空いてきてしまう

だが手元にあるのはくるみだけ、一応いちごが割ってみようとするも、なかなか割れず無駄に動いたせいでさらに空腹に

そんな諦めかけていた時、どこからけピアノの音が聞こえてくる

導かれるように、蛇や蜘蛛などに遭遇しながらも音がする方へ歩いていくと、大きな建物が目の前に現れ、やっと森から脱出することが出来た

安心したのか、私は気を失ってしまった