私はフルーツを使ったスイーツが得意です！弐 (ページ23)

今日:10 hit、昨日:12 hit、合計:17,386 hit

・ページ23

十分に遊んだ後は、ケーキを切り分けて皆で食べることに＿＿

「あらっりんごのいい香り！」

貴方「香りを高めるために、りんごのジュレとムースを交互に入れているんです」

りんごのケーキは先生からも子供からも好評価だった

貴方「りんごちゃん、どう？」

りんご「あのねっ...青森の先生のケーキとはぜんぜん違うのに、同じくらい美味しいよ...！」

この間まで暗かったりんごちゃんは、笑顔で明るい女の子に変わっていっている

しばらく様子を見ていると小泉さんが私に飛びついてきた

小泉「ありがとう！こっちへ来てはじめて妹の笑った顔を見た！雪野さんのお陰だよっ本当にありがとう！」

貴方「そんなっ私だけの力じゃないし.....それに間に合ったのは小泉さんやルミさん、それにいちごのおかげなんだし」

小泉「雪野さん....」

ルミ「かたっくるしーなぁーふたりとも！今日から親友！Aちゃん、かなちゃんって呼ぶことでいいやろっ？な！」

かな「だねっ！これからもよろしくね！Aちゃん！」

貴方「こちらこそっかなちゃん！」

仲良くなった所で、幼稚園の先生からたくさんあるからと誕生日ケーキを切ってもらい食べることになった

丸と四角のケーキ...確かあっちはＢグループの人たちのだったよね

ヒロ「食べるか？」

貴方「うん...」

樫野「...ぁ」

ヒロくんがフォークを口に持ってきてくれたのでそのままもらって食べてみる

貴方「美味しい....こんな良いケーキ作れるのに何で...？」

りんご「あの....」

貴方「りんごちゃん！」

りんご「あっあのね！お菓子の人形、頂戴って言ったら皆くれたの！」

貴方「わぁ良かったね！あれ？りんごちゃんのは？」

りんご「アユちゃんと交換した！」

貴方「お家に持って帰れるように、ナプキンで包もっか？」

何も言わず笑顔でこちらをじっと見つめてくるものだから、不思議の思って見ていると

りんご「おねぇちゃんのケーキ、大好き！」

そう言って友達のところに戻っていく

安藤「りんごちゃん、よっぽど嬉しかったんだな」

樫野「雪野...？どうした！」

貴方「いや....何か嬉しくて。自分の作ったスイーツでこんなに笑顔になってくれるのが....すっごく嬉しい！」