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目が覚めると視界に映ったのは自分の部屋の天井だった。



両手に違和感を感じて見ると



右手には坂田さん



左手にはセンラさんが手を握ってくれていた。


セン「あっ…起きた。」



坂田「どう…体だるくない?」



「大丈夫…です。」



何日ぶりに寝ただろう。



起き上がろうとすると、坂田さんが私の体を支えてくれた。



坂田「…話せそう?



俺ら…ちゃんと受け止めるから。」



信じていいかもしれない。


いつも支えてくれた。



1人にしないって言ってくれた。



本当の私を聞いて幻滅されたら、



これで突き放されたらもう…いなくなろう。



頭では考えれても、いざ口に出そうとするが思い通りに声が出せない。


「…あ…、」



坂田「…こっちおいで。」



言われるがままそばに行くと



坂田さんの膝の上に乗らされる。



そして、後ろから抱きしめられた。



坂田「こっちの方が落ち着くやろw」



坂田さんの笑顔をみて、



なんだか温かい気持ちになる。



セン「自分のペースでいいよ。ずっとそばで待ってるから。」



…言わなきゃ。



こんなにも…してくれたんだ。



声出さなきゃ。



「あ……、わ…私。必要ないのかもしれません…。いくら頑張ったって…」



ぽつり、ぽつりと抱えていたことを話していく。


「丸ちゃんを少なからずや傷つけてしまった。…私がいなければ。丸ちゃんが歌うことが苦痛にならなかった。歌い手の私が歌を嫌いにさせるなんて。



それに、学校でもしんどかった。



楽しくないのに、笑わなきゃ。



笑顔で明るい私が必要とされている。



いつもの私は必要ない。



捨てろ。



笑え。笑え。笑わないとだめ。



そんな暗示にかかっているようで



…自分が壊れていくようで。怖かった。



本当の自分を見失いそうになった。」



必要とされている私を演じきっていたはずなのに



突き放されてしまった。



信じていた。慕っていた丸ちゃんにも…



そう思ったら…丸ちゃん以外のみんなも…





信じられなくなっていた。



どこかしら邪魔あつかいされていたのかもしれない



それなら、私はいなくなった方が



自分が辛くなくてすむ。



必要ないから…だれも悲しまないよね。



いらない存在が本当にいなくなるだけだって」

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(プロフ) - すみません、気の所為かもしれないのですが、所々夢主の名前や歌い手名がデフォの状態(佐藤とか)になってる気がします…。もし気づいていたらすみません! (2020年3月13日 4時) (レス) id: 807852eaef (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 済みません、わざとかもしれないのですが、「もし」が、「もっし」になってます!わざとならすみません (2019年8月20日 11時) (レス) id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 愛渚さん» 私が言うことではないかも知れませんが、ここは作品の感想を書く場です。宣伝するのは間違っていると思います。作者様がそのようなことを教えて欲しいっていってたんですか? そのような行動が問題視されるんですよ。気をつけて欲しいです。 (2018年2月14日 21時) (レス) id: 8c21c8be98 (このIDを非表示/違反報告)
愛渚 - まーしいが17日24時に配信するみたいです!!私は事情があって見れませんが、協力して下さいませって言ってたぜい(´^` (2018年2月14日 18時) (レス) id: 14055c1e40 (このIDを非表示/違反報告)
薇依(プロフ) - この話大好きすぎる!私的にははやく茜ちゃん達に気づいてほしい…… (2018年2月13日 21時) (レス) id: 97e42f8d2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田 | 作成日時:2018年1月31日 17時

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