・ ページ27
「おら双子!この俺様が応援に来てやったぞ。控えおろう!土下座して泣いて感謝しやがれ!」
相変わらずね…晃牙くんって……
「何でそんなに偉そうなんじゃい、わんこ。すまんのう葵くんたち。本番前に騒がしくしてもうて」
「いえいえっ!激励に来てくれて嬉しいですよ。だいたい俺は緊張してないし〜」
ひなたくんさニコニコと笑い、ゆうたくんは少し首を傾げた。
「アニキと違って俺は繊細なんだけどなあ…でも俺ら前座ですしね」
「ふふ、大舞台、見事に乗り越えてみせい。応援…いや、期待しておるぞ」
「ありがとうございます!いやぁ、本番前のこの瞬間、いつだってワクワクするな〜!!!」
「ふふっ、入念ストレッチするのよ。fineを食う勢いで頑張りなさい」
そういえば双子はもちろん!と笑った。
横で零くんは良い良い。と首を縦に振るうそのまた横で、晃牙くんは羨ましい、舞台に立ちたい!と騒いでいた。
すると後ろから真緒くんや真くんがやってくる。
「ふふっ、賑やかになってきたわね……あ、あんずちゃん!お疲れ様」
「あっ!A先生!お疲れ様です!」
お疲れ様〜、頑張ってるわね。と頭を撫でれば横から凄い勢いで猛突進してくる何かに腹部辺りに直撃する
「げふっ!!!!」
「Aさん?!」
「あんず〜!A〜!応援してきてくれたんだね!嬉しいっ!……じゃなくて、ご主人の晴れ舞台に馳せ参じるとは見上げた忠誠心だ!」
「あはは。小僧らしいこと言ってるけど、先生と転校生に夢中で抱きついてやがる。いつの間に仲良くなったんだ?」
「ぐすん…我輩もAさんを抱きしめたいのに…」
「えへんっ、賢いペットは撫でてやるのがご主人様の義務だっ☆あんずは本とか呼んで勉強してアドバイスくれたし、A…先生はこの姫宮桃李が疲れてるのをいっぱい褒めて甘やかしてくれたんだ!
その気持ちに報いるよ!絶対に!見てろよ〜最高の舞台にしてやるからな!ゴミ虫ども☆」
127人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:X | 作成日時:2023年5月5日 21時