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「ほんと、兄さんには呆れるわね…」



「A先生のお兄ちゃんキャラ濃かったですね〜」



「あまりA先生とは似てませんね」



「凛月くんも言ってましたが朔間先輩と少し似てますね」



やっぱ凛月くんもそう思ったのか…



「それにしてもあの兄弟は仲良く帰れてるかしら」



「きっと大丈夫ですよ。案外仲良さそうですし」




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━━━━━━━━━



━━
翌日 軽音部室



「で?凛月くんとはちゃんと一緒に帰れた?」



「うむ、ちゃんと帰ったぞい」



零くんはぴーすと言いながら指を2本立てた。



「それにしてもAさんの義兄さんは随分と面白い人じゃのう」



クククッと笑うが、個人的には1ミリも面白くない。



「まあ…うん…そうね?」



「さすがの我輩もびっくりして少し言葉が出てこなかったぞい」



「ん〜、まあ黙っていればイケメンってのが私の兄だしね」



「確か義兄さんは遠くで働いているのかえ?」



「うん、県外で……そういえば最近滅多にあってなかったわねぇ〜おかげで昨日は騒がしかったわ」



「家族団欒は良い事じゃよ」



「ふふっ、そうね。あと何故か兄さんが零くんの事凄く気になってるのよね……」



「………ほう?」




「俺と同じでめっちゃ顔かっこいい〜だって」



すると零くんは驚いた顔をした後、お腹を抑え肩を揺らした。



「プハッ…!…あはははははっ!…まあ我輩の方が顔いいし」



「それ兄さんも言ってたわ」



「クククッ、何となく運命を感じるのう。いつか義兄さんと2人で話してみたいものじゃ」



「本当にやめてね」

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作者名:X | 作成日時:2023年5月5日 21時

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