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｢分かるよ？つかなきゃいけない嘘ってあるもねえ。けどさ、嘘つかれたり約束破られるの本当に俺は嫌だしダメだと思う｣
凛月くんの言う通りだ。
｢でもさ、断って……零くんは諦めてくれたかしら。諦めたとして今までのような関係でいられるのかしら……
私は、零くんが、生徒として大好きだから……話せなくなるのは凄く辛いなって思う。
もちろん、凛月くんと同じことが起きた時、同じ事をすると思う。だってせっかく仲良くなれたのに離れちゃうのって辛いじゃない……？｣
｢俺は正直兄者とAの関係がどうなろうと関係ないけど、Aには元気でいてもらわないと困るんだよね。Aのこと好きだから｣
｢凛月くん？｣
｢だって、俺の面倒を見てくれる人が一人減るなんて大変じゃん｣
凛月はフフっと笑いAの涙を指でふき取った。
｢そんな顔しないで、大丈夫だよ。兄者もそこまで子供じゃないから今頃頭が冷めて大泣してるよ｣
｢ふふっ……ありがとう凛月くん｣
ニコッと笑うとチャイムの音が響き渡る。
｢あっ、授業出ないとダメよ凛月くん｣
｢えぇ〜？？？こんな状況で授業行けとか最低……もう、俺調子悪かったんだから｣
｢あっ｣
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｢お〜〜いおいおい、ひくっ、ぐすんっ……う"〜｣
｢だぁぁぁぁああああああ！！変な泣き声出してんじゃねーぞこの野郎！！｣
｢我輩もうダメ生きていけぬｯ死にたいッ！！｣
｢はあ？何言ってんだよテメェ………｣
晃牙は眉間に皺を寄せ息を吐いた
｢魔王ともあろうお方がなんという姿｣
｢ｯウオッ、日々樹先輩？！？！？！？｣
｢……日々樹くん？急にどうしたんじゃ｣
｢ボクもいるからネ、零にいさん｣
｢テメェらいつの間に……｣
｢我らが同胞が何やら困っていると夏目くんから聞きまして♪正直貴方なら大丈夫と思ったんですが｣
｢Aちゃんの事になると心配でネ。ボク達が力を貸してあげようと思っテ_____と思ったんだけド……｣
｢あれ？渉くん…？｣
｢やあ久しぶりだネ、Aちゃん元気にしてタ？｣
｢？！、夏目くん！久しぶりね、元気にしてた？｣
｢まあ色々あったけド、心配無いヨ。それよりも用があってきたんでしょ？ほラ、師匠行こう｣
｢そうですね、ではわんこくんも一緒に！｣
｢わんこって呼ぶな！！！！てか離せ！！！！！！｣
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作者名：X | 作成日時：2023年5月5日 21時
