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追憶 ページ2

夢ノ咲学院にダンス講師として来ているのだが、この学院の生徒達はやる気がまったくないらしい。


おかげで私の仕事はなく、一日の時間をぼーっと過ごしてるだけでお金を貰える…給料泥棒と化してる。



今日も今日とて何か仕事はないのだろうかと悩んでいれば




「あれ、Aちゃんせんせ〜じゃん」



「あ、久しぶり?日本に帰ってきたのね」



後ろから聞き覚えのある声がすると思えば朔間零が後ろに立っていた。この生徒は私の事をAやAちゃんと名前で呼んで絡んでくる事が多い。



「そ〜そ、しばらく用事ね〜し俺の話し相手になってくれよ。どうせ仕事ねえんだろ?」



「失礼な、仕事くらいあるわよ」



まあ、驚く程に少ないんだけど…



「どうせ少ないだろ」



「というか話し相手って?私面白い話何も無いわよ」



「知ってる」



「???」



…………たった2歳だが私の方が年上なんだからもう少し敬う気持ちを持って欲しい。

きっと零くんの目には同い年か年下の女とでも思ってるのだろう…少しだけ凹む。私ってそんな頼りなく見えるのだろうか…。




「んじゃ行くぞ〜」



「うわっ?!ちょ、零くん急に抱えないで?!」



てか、どこに行くのと聞けば生徒会室と言ってきた。生徒会室は談話室では無いのだけど……



蓮巳くんに見つかったら苦い顔をされそうで嫌だなあ…なんて思っいたがこの後、当然のように蓮巳くんに見つかった。

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作者名:X | 作成日時:2023年5月5日 21時

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