愛されすぎて困ってます【朔間零・蓮巳敬人】

神崎「期待させるのは良くないのである///」 ページ10

日曜日。
暖かい日が差し込むなか、すやすやと気持ち良さそうに寝ている零。それを傍で見つめているのは零の兄、朔間凛月だった。

凛月「本当、気持ち良さそうに寝るよね〜♪ふあぁふ。俺ももう一眠りしようかな。可愛い弟と一緒にさ。ふふっ、これだけは俺の、兄弟の特権だよねぇ。」

嬉しそうに微笑む凛月。ふと、良い香りがすることに気づく。

凛月「何？この香り。俺も零も香水なんてつけてないし・・・。」

しかし、明らかに零から漂ってくるもので、ずっと嗅いでいると段々とくらくらしてくる。

零「ん・・・、お兄ちゃん？どうしたんだ。」

起こしてしまったようだ。それでも、香りはどんどん強さを増していく。

凛月「もしかして、ヒート・・？」

そう呟くと、零の顔からサーッと血の気が引いた。
医者からはヒートについてこう説明されていた。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
・零はΩ。
・ただし、他のΩとは少し違う。
・普通のΩはαしか寄せ付けないが、零はβも寄せ付ける。

・凛月はβ。
・しかし、誰がヒートを起こしているか等がわかる。

◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
薬によって治まった。もう少し遅ければどうなっていたか。

凛月「良かった、早く気づいて。」

そうは言うものの、内心ではそういう関係になっても良いと思ってしまった自分が嫌になった。


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一年ａ組
☆南雲鉄虎 β
☆紫之創 β
☆真白友也 β
◎あおいひなた α ・ゆうたの番
☆高峯翠 β
◆蓮巳敬人 Ω ・零より特殊でΩ、α、β、女も惹き付ける

一年b組
◎姫宮桃李 α
◆仙石忍 Ω
◆あおいゆうた Ω ・ひなたの番
☆天満光 β
◎朱桜司 α
☆春川宙 β

二年ａ組
◎明星スバル α
◎氷鷹北斗 α
◆遊木真 Ω
◎神崎颯馬 α
☆乙狩アドニス β
☆逆先夏目 β

二年b組
☆大神晃牙 β
☆朔間凛月 β
◎衣更真緒 α
☆伏見弓弦 β
☆鳴上○○ β
☆影片みか β

三年ａ組

◎天祥院えいち α
◆羽風薫 Ω
☆瀬名泉 β
☆守沢千秋 β
◎斎宮宗 α
☆三毛縞斑 β

三年b組
◎鬼龍紅郎 α
◎日々樹渉 α
◎深海奏汰 α
◆仁兎なずな Ω
◎月永レオ α
☆青葉つむぎ β

β…17人
α…13人
Ω…6人

凛月「俺だけを視てくれればいいのに。」→←零「告白とか、なんか面白そう♪」

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