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バスケ部を見学してたら襲われた☆ ページ23

零side

体育倉庫にて

なんでこうなったんだ?
腕も、足も、どんなに足掻こうがこの鎖は音を立てるだけで少しも外れそうにない。

こうなった経緯を今一度思い返してみた。

零「なあ敬人、ここ体育館だろ?バスケ部が活動してるから見に来てって真緒にすっげー頼まれたから見学しよ〜?」

これがいけなかったんだ。真緒が土下座してまで見に来てほしいって言うからつい、忘れちゃってたんだ。


―――――――皆狂ってるってこと。

見学してたらボールが飛んできたんだ。吸血鬼族は素早さも反射神経もいいから取れる筈だったんだ。

けど、急に体育館のカーテンが開かれて直射日光を浴びた俺は―――――――――――――

ボールが頭にぶつかって倒れた。日光浴びたあとは弱っちゃうからな。

今思えばあのボールは俺を直接狙ってたってことになるわけで。ボールを投げたのは高峯・・。そういえばボソッとごめんなさいって言ってたような。

零「・・・グルだったのかテメーら。」

千秋「そうでもしないと振り向いてはくれないだろう?」

翠「ヒーロー族なのにこんなことしていいんですか?」

真緒「ヒーローが恋をしちゃいけないなんてルールはないだろ?猫は自由、大事なものは隠しておかなくちゃ・・・♪」

敬人「・・・手錠取れた。足枷も、首輪も。」

千秋「やっぱりお前の種族は厄介だな。捕まえたいのに。」

?「ならこの鎖はどうだあ?この鎖は壊すことができず、取るためには指紋認証や暗号を解かなくてはいけないという敬人さんにピッタリの代物だぞお!」

真緒「三毛縞先輩!?」

斑「いかにも!俺は三毛縞斑だ!」

敬人「っっっ!やはり狂っているな。そう簡単に俺を落とせると思うなよ。」

零「うぅ。ずっと繋がれてるの嫌だ。羽出して飛べね〜じゃん。」

真緒「そうだね。零ちゃんは素直で嬉しいよ。俺の家に行こうか。羽をブラッシングしてあげる。」

ピクッて体が反応しちまった。真緒のブラッシング、前から好きだったんだ。最近おかしくなってからやってもらってないからつい、ウズウズしちゃったんだ。

そしたら嬉しそうに笑ったんだ。

真緒「そうだよね。れーちゃんは俺のブラッシング好きだもんね?」

翠「お持ち帰りする気ですか?そんなことさせませんよ。零君は俺のものだ。誰にも渡さない。」

仲間割れし始めたんだ。
俺のものだ、いや違うと。
そうしている間に、俺達は良いことを思いついたんだ。この状況を突破する方法。

それは――――――

助け→←宙「huhu〜♪前回の続きです!」



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シオン(プロフ) - こんにちは。コメントありがとうございます!やっぱりいいですよね!妄想が止まらないです! (2018年8月2日 21時) (レス) id: fafda2e202 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 尊いですね…! (2018年8月2日 21時) (レス) id: 1e5cb40fd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2017年5月18日 17時

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