検索窓
今日:11 hit、昨日:52 hit、合計:84,364 hit

拾陸 ページ9

あのあと私は縁側に座り、駆け回る短刀達の様子を眺めていた、

なんとも活発で、楽しそうに笑いながら走る子達を見ていると、癒やされてしまう、

いつの間にか、少しだけ微笑んだ、

そのことに気づいたらAはハッとし、手を口元につけた、

(どうして私は……笑ってなんか……)

思えば、之までもよく笑ってしまっていた、

それほど、ここに居る時間が楽しいのか、

(自分がわからない………)

どうして笑うの?

何故?






?「Aーーー!」

『わわっ』

後ろから何者かが飛び付いてきた、まぁ、こんな事をするのは限られているのと、声ですぐわかってしまう、

『ちょ、なによ……鶴』

鶴「いやーなんかAの後ろ姿見たら無性に飛びつきたくなってな〜」

ガッチリと腰に回された腕は、解かれることを知らないかのように、先程よりも力を強めてくる、

『もう………

で、なにかあったの?』

鶴「……………………」

『やっぱりだ、ほら、話聞いてほしくてきたんでしょ?』

鶴「……………………


……………………



……………………



……………………



Aが起きたら傍に居なくて、怖くなった………」

言っていなかったが、今は正午少しまえ、朝から遊んでいたのだ、

今の話を聞いてわかるように、鶴はまだ起きていなかった、

『ぁ……………………ごめんね?信濃に急にあそぼうって言われちゃって………っ…』

喋っている途中だと言うのに、鶴丸は私の首筋に唇を這わせた、

『っ……………………ごめん、大丈夫よ、【前みたいには】しないから……』

鶴「っ……………………約束、だぞ」

『うん、分かってる』







「……………………」

拾漆→←拾伍



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
137人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪鰆 - めっちゃ面白いです!やっぱり鶴さんかっこいい〜 (2018年9月23日 14時) (レス) id: 835c76ad1e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Dream | 作成日時:2018年5月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。