白の鶴と黒の姫弐【鶴丸国永】 (ページ36)

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肆拾漆ページ36

『やっと……階段のぼったってのに…どこまで続くのよこの廊下！！』

鶴「てか洞窟の中がこんなになってる事には突っ込まないんだな……」

今更気にしてられるか！！

それにしても遡行軍の量が多すぎる……、良二様はどうやって遡行軍を呼び寄せているの……？

やはり術………？

でも、そんな術聞いたことがない、文献にも載っていなかったし……、

『いろいろ考えても面倒なだけね……

鶴！強行突破するわよ！早く終わらせて帰りたいんだから！！』

鶴「おう！！」

？「！お二人共ー！」

__________

三「此処らは遡行軍が少なくなってきているな」

物「きっと、Aさんと鶴丸さんが戦っているのでしょう」

三「だが、何故奥へ行く必要がある、俺達と合流しようとは考えなかったのだろうか……？」

物「そう考えると、なにか余程の事があったのだと考えられますね……」

三「嗚呼、急ぐぞ」

〜

物「三日月さん！見てください！二階への階段です！この先から金属の混じり合う音が聞こえます！！」

三「ああ…！」

急いで階段を駆け上がると、真っ白な服を身にまとう青年、対象的にその隣には、真っ黒な服装の少女が刀を振るっていた、

物「！お二人共ー！」

_______

『物吉！！三日月！！』

鶴「いいときに来てくれた！そろそろ二人じゃ手が回らねーんだ！頼む！」

三「任せろ」

物「はい！」

薙ぎ払い、走る、

其れを続けている、と、

やっとの事で、

辿り着いた、

良「流石、A、俺の愛しい愛刀」

『………………………………

良二様……………………、申し訳御座いませんが……貴方を此処で、斬らせてもらいます』

自身を抜き、良二へと切っ先を向けた。