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廿玖 ページ22

鶴丸「嘘……だろ……なぁ【A】、否定してくれよぉ!!」

『……………………………………………………ごめんなさい……、私は………ここのA水城ではないの、本当は、別の本丸のA、嘘をついて……ごめんなさい』

紅「だって〜鶴丸、どうする?、私と一緒にコイツラを……っ!?」

瞬間、紅葉の頬に刃が掠った、血はツーッと落ちていく、

鶴丸「ああ、ムカつくよ、俺のこと欺いて、少しでも俺に幸せをくれようとしたとでも言うつもりかよ?ばっかじゃねぇの、

ムカつくよ、本当に、こんな驚き求めちゃいねぇ、けどな、

こいつ等より、俺の大事な妻を折ったお前が、一番ムカつく!!」

やがて鶴丸国永は、黒い気を纏い、紅葉に襲い掛かった、

____

紅葉はいつの間にか、息絶えた、だが、この場に残った刀剣は、まだ生きている、

かつての主の息の根を止めた、真っ黒青年、【鶴丸国永】は、他の刀剣達に襲い掛かった、

波「……!?」

それは一瞬の出来事、波瀬水城の目の前には、もう既に鶴丸国永が迫り、腹部を切り裂いていた、

波「………………か、っは………!」

『兄様!!』

三「波瀬水城!!っ…!?」

またして三日月宗近も、波瀬水城の巻き添えを喰らう、

『三日月!!……きゃ…!?』

鶴丸【A、お前だけは……俺と共に……】

鶴丸国永に腰を引かれ、強く抱きしめられる、

厚「A姐ぇ!!!」

鶴丸【くそ………】

厚にちょこまかと動き回られ、自身の刃に苛立ちを覚え始める鶴丸国永、

やがて目を瞑り、意識を集中させ、厚が近付いたのを見計らった瞬間、

厚「がハッ!」

蹴りが、厚の腹部に入った、

鶴丸【Aは、俺のものだ………】

鶴丸国永は私に顔を寄せ、深く口付けた、

『ん………っんんっ……!』

嫌だ、同じ鶴丸国永でも、後も違うものなのか、矢張り、何時もの鶴丸国永を、私は愛しているのに……。

「おっと、だ〜れのものだってぇ……?」

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雪鰆 - めっちゃ面白いです!やっぱり鶴さんかっこいい〜 (2018年9月23日 14時) (レス) id: 835c76ad1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Dream | 作成日時:2018年5月26日 21時

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