廿捌 ページ21
ブラック側の鶴丸国永は、【鶴丸】と表記致します。
鶴丸「ここの本丸は、最初からああだったらしい初期の加州清光も、もうすでに折られてしまっている、俺達の主、いや、主とも呼びたくないが、【紅葉】は、もともと自分自身が現世の姫のような立場出会ったらしく、自分の命令に従わない刀剣達を次々と折っていったんだ、だが、女というのはなんというか……
太刀である俺や、一期一振だけには、手を出そうとはしなかった
だがある日、A、お前が来たんだ」
『…………』
鶴丸国永は、悲しそうな瞳で私を見つめながらこぼれだすように言葉を紡ぐ、
鶴丸「彼奴は、Aが俺の夫婦だと知った途端、Aを地下に閉じ込めたんだ、
自分は愛した人間が居ないから、なんで人間でもないお前ばっかり………って言ってな、
彼奴はよく地下のAの処に行って、ムカつく刀剣を折った後の苛立ちを晴らす為に…………
重傷を負わせた
ここ迄Aの悲鳴が聞こえてきた日もあったのに、俺は、お前を助けに行ってやれなかった……
ごめん」
『……………………』
ここの鶴丸国永は、なんて暗い瞳なんだろう………、
波「よっし!俺達がお前達のこと助けてやるよ!兎に角!審神者を捕まえてやれば良いんだろ?」
『でも、…………っ!?』
波「っ………A!!??」
?「はぁ?鶴丸が二振?なんでよ、家には一振しか居ないはず…………まさか………まぁその前に、あんた、何でいんのよ」
こいつ…………【紅葉】…………、
紅葉はAの髪を掴み上げ、地面に叩きつけた、
『ふぐっ』
三「A!!貴様………!」
紅「あ〜れ〜?な〜んで刀剣如きが私に逆らってるのぉ?」
【如き】って………コイツまさか……
鶴「く……そ……身体が……術のせいで…動かねぇ……!」
紅「ほ〜らA?こっちにおいで〜、今ならまだ、かる〜い罰で済ましてあげる」
コイツ、そんなつもり無い、私の足が、勝手に動く、
紅「あ〜あ〜、こんなとこにAを送った審神者も馬鹿よねえ……」
鶴丸「何言ってんだ、そいつはここのAで……」
紅「はぁ?ここのAはもうとっくに折ってるっつの」
鶴丸「…………………………………………………………………………………………………………………………………………は?」
紅「だからこいつは、他の本丸のAってわけ、わかった?」
鶴丸国永は、膝から崩れ落ちた。
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雪鰆 - めっちゃ面白いです!やっぱり鶴さんかっこいい〜 (2018年9月23日 14時) (レス) id: 835c76ad1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Dream | 作成日時:2018年5月26日 21時