検索窓
今日:9 hit、昨日:52 hit、合計:84,362 hit

廿伍 ページ18

目を開ける、と、其処には私達の本丸と、なんら変わらない門があった、まぁ、家の方が大きいが、

鶴「ここか…?」

『うん、2095番、審神者【紅葉】、まぁ名前からして女ね、真名さえ掴めれば簡単なのだけれど……』

三「A、それは違う、ただ単に消せば良いということではない」

『……………………分かってるよ……』

厚「なぁ、どういう手段で入るんだ?」

『兎に角、見つからないように本丸内を探索しましょう、審神者は、主たちのお陰で会議に出席させてるから、今は不在みたい』

波「そうか!なら行こう!」

『お兄様は少し静かにしていてね』

________

神気を消しつつ、慎重に門を開ける、

すると。そこに広がっていたのは………







血。血。血。血。

先程入ってくる時、何かへんな結界が貼られているような気がした、それはきっと、政府が訪れた時、この真の光景を見られないよう、貼った結界であろう。

にしても、酷すぎる、

Aはガタガタと震え始めた、

『ぁぅ、ぁ、が………っぅ……』

鶴「A!しっかりしろ!!」

厚「A姐!大丈夫か!?」

『だい、じょ………カハッ!』

血が地面に広がる、

『ご、めん、心配、かけた』

フラフラと立ち上がるAを厚は止める、

厚「駄目だよ!どっかで休まねぇと…!」

『……………………大丈夫!全然辛くないし!ほら!この通りピンピン!!』

厚「でも……」

鶴「厚」

厚「鶴丸………」

鶴丸は首を左右に振り、歩いていくAの背中を見つめた、

鶴「今回の任務は、こんな事が何回もあるだろうが、誰にも言わないようにしてくれ、頼む」

鶴丸は頭を下げる、必死な瞳、厚はその瞳にぐっとやられた、

厚「嗚呼、判った」

廿陸→←廿肆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
137人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪鰆 - めっちゃ面白いです!やっぱり鶴さんかっこいい〜 (2018年9月23日 14時) (レス) id: 835c76ad1e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Dream | 作成日時:2018年5月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。