ヒプマイ短編集5

…夢だよな。【碧棺左馬刻】 ページ33

＊月華姫様リクエストありがとうございます！！
またお待ちしております。




碧棺左馬刻





｢…なんだ、ここ｣



目を開けるとそこは真っ白い世界



｢A？｣



辺りを見回すも隣に寝ていたはずのAはいない



｢…夢か？｣



『さーまときさん？』



｢…あ？｣



声のする方を振り向いてみると



｢は？｣



『ぴょんぴょん』



｢…あ"ぁ？｣



『バニーガールですよー？ぴょんぴょーん♪』



｢何言ってんだお前｣



バニーガールの格好をしたAがぴょんぴょん言いながらこっちに来る



『左馬刻さーん！』



ｷﾞｭｯ



いつもと違い俺の腕にｷﾞｭｯとしてくるAはいつもと違いすぎて扱いに困る



｢…ったく、あつかいずれぇのはうさポリ公で充分だっつーの。｣ﾎﾞｿｯ



｢おら、離れろや。…んなんお前じゃねーだろ｣



『左馬刻さん。そんなこと言わないでくださいよ。』



｢…んなん着なくても色気溢れ出てるわ｣



『え？』



｢てか、その格好襲って欲しいのかよ｣ﾆﾔｯ



『い、いや違いますから！！』



｢まぁこれ夢だから言ってもしょうがねぇんだけどよ。｣






＿＿＿＿｢…ん。｣



『左馬刻さん、大丈夫ですか？』



｢…ん。｣



『なんか、眉間に物凄い皺よってましたけど』



うっすらと目を開けて私を見てくる



｢…｣



ｸﾞｲｯ



ｷﾞｭｯ



『えぇ！？ちょ、左馬刻さん？』



Aの手を掴んで抱き寄せる



『あ、あの？』



｢…ん。バニーじゃねぇな｣ﾎﾞｿｯ



ｺﾞｿｺﾞｿ



『うわ！どこ触ってるんですか！！ちょ、左馬刻さん！！』



｢あ？｣



『いや、あ？じゃなくて。どうしたんですか笑』



｢…お前バニーガールか？｣



『え？笑 何言ってるんですか笑』



寝ぼけてるのかな



｢…もう、着んなよ…ｽｰ…ｽｰ｣



『え？本当に何の話？』



そう言ってまた私を抱きしめながら寝始める左馬刻さん



『んー。まぁいいっか。身動き取れないしなー。』



｢…ｽｰ…ｽｰ｣



『…』



ﾁｭｯ



『お、おやすみなさい！左馬刻さん。』



キスしちゃった。



｢…｣



ちょっと寝落ちてて瞬間的に起きたのバレてねぇよな

あっち向いてホイ！【山田一郎】→←甘やかしましょうか？【山田三郎】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す