両片思い。【山田一郎】 ページ9
*
山田一郎
最近一郎さんを見ていると胸がキュッてなる。
「ん?どうした?顔赤いぞ」
『へっ?な、なんにもないです』
ズイッと顔を近づけてくる一郎さん
『あ、あの、近いです』
「…っわ、悪い!」
「今日は迷子の犬探し手伝って貰おうと思って呼んだんだ。迷惑だったか?」
『いえ!全然!』
___「ありがとうございました!見つけていただいて!」
「ワンッ!」
「いえいえ!それが仕事っすから!」
「よーしもう居なくなったらダメだぞ〜」ワシャワシャ
『…一郎さんかっこいい。』
『…あれ?』
『え、え、え?』
これってなんか恋してるみたいな。いや、よく良く考えれば恋の症状だったような?
『…あ、私って一郎さんのこと好きなんだ』ボソッ
「ありがとな!A!」ニカッ
『は、はいっ!!』ビクッ
「ん?」
___今日も仕事手伝ってもらえないか?二郎も三郎もいねーんだよ。
『お仕事かー。』
一郎さんを好きと気づいたあの日からなんとなく気まづくていつの間にか避けている形になっていた
『…すみません。今日は体調不良で…っと。』
本当は行きたいけどどんな顔をしていいかわからないし、好きってバレたらもう誘ってもらえないかもしれないし。
ギュッ
『一郎さん。好きです』ボソッ
クッションを抱きしめながら言う
___『…あ、もうお昼だ』
ご飯を作ろうとソファーから起き上がると
ピンポーン…
『ん?はーい!』
ガチャッ
「…あ!A!大丈夫か?体調悪いって…」
『いや、あ、あの、大丈夫。大丈夫なので!』
恥ずかしくなって扉を閉めようとすると
「あ、ちょっとまってくれ!!」
『な、なんですか?』
「…俺の事、最近避けてるか?」
『え?』
「前までは仕事とか手伝ってくれてたのに、ここ一ヶ月位一回も来てくれなかったからな。なんかあったのかと思ったんだけどよ。」
「なんもねーなら、ごめんな!俺の考えすぎだった。」
ポンポンと私の頭を撫でてくれる
『…っあの!一郎さん。』
「ん?」
『その、…好きです。好きで好きでしょうがなくて、自分の気持ちに気づいた時に、嫌われたくなくて、』
『避けちゃってました。』
声が小さくなる
「それ、ほんとか?」
『っはい。』
「…っ俺も!俺も大好き。」
ギュッ
「俺と付き合ってください。」
※好きすぎるが故に【Fling Posse】→←お化け屋敷【碧棺左馬刻】
205人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燐(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます泣 ここまで来れたのも皆様のおかげです!お楽しみに! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 完結おめでとうございます!次も楽しみです! (2019年6月29日 20時) (レス) id: 1520c09c44 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - くるみさん» 癒しになれて良かったです!!笑 ついつい見ちゃいますよね。分かります。テスト頑張ってください!応援しています!! (2019年6月24日 23時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - ありがとうございます癒されましたテスト数日前にもかかわらず見てます(笑)これからも頑張ってください! (2019年6月24日 22時) (レス) id: 1520c09c44 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - くるみさん» お疲れ様です!更新が安定しなくてすみません!ありがとうございます!泣 (2019年6月22日 8時) (レス) id: 47c47f0224 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:燐 | 作成日時:2019年5月19日 18時