交換条件 ページ7
一郎side
「….じゃあこうしましょう」
「俺達は隼颯さんを探す。その代わり、Aさんはここに住んでもらって家事などをする。」
『…え?でもそれじゃあ私代金に見あっていない気が』
そう言うとゆっくり首を振る一郎さん
「俺らは兄弟だけで住んでいるので掃除とか料理とか毎日まともに出来るわけじゃありません。三郎も二郎も学校があるから時間がないんすよ。」
だから。ここに住んで、一緒に探しませんか。
交換条件という訳だ。
俺にとってもAさんにとっても悪い話ではない。
『…本当にいいんですか?』
「えぇ」ニカッ
そう言って俺は二郎と三郎を呼ぶ
二「兄ちゃん?どうしたの?」
三「いち兄?どうしたんですか?」
「早速俺は明日の朝から動くのでこいつらの朝ご飯作ってもらってもいいですか?」
そう言うと二郎、三郎はなんとなく理解したようだった
後でしっかり説明しとかなきゃな
『分かりました』
「Aさんに迷惑かけるなよ?」
二 三「うん!!」
『…えっと、Aでいいですよ?敬語も使わなくていいです。』
『変な話ですけど一緒に住むっていうことですし。』
ニコリとAさんが微笑む
「…よし。じゃあ俺らもAって呼ぶんで呼び捨てで呼んでください!タメ語も使いません!」
「お前らいい姉ちゃんが出来たと思え!」
『…うん!ありがとう。お姉ちゃんだと思ってね!』
二「わ、わかったよ!兄ちゃん。….姉ちゃん!」
三「分かりました!いち兄、A姉!」
…でも心のどこかで俺は思ってたんだ。
あの日、桜が舞い散るあの日に、二郎がAに会ったって話を聞いてから
何かが変わっていく気がするって
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燐(プロフ) - シャルさん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させていただきました。こちらこそ読んでいただいて嬉しい限りです!!ありがとうございます。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 細かいかもしれないんですけど、あくまでが悪魔になっていました。間違ってたらごめんなさい! 今回も面白かったです!更新ありがとうございます! (2019年3月28日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - シャルさん» 暖かいコメントありがとうございます!!私の書きたいことが伝わっていたようで安心しました(泣)コメントを励みに頑張りたいと思います!ありがとうございます。 (2019年3月28日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - とても感動しました!二郎の思いが複雑で私も胸が締め付けられました! 大好きです!更新楽しみにしています!頑張ってください (2019年3月27日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:燐 | 作成日時:2019年3月15日 21時