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巡り戻ってくる場所は ページ4

『…ここにもいないか。』



今日も不発。長い間旅をして、たくさんの場所を回ってきたけれどここまで収穫がないと流石に心が折れる



『どこにいるの隼颯。』



私の大好きな人。



この人しかいないと初めて思えた人。



途方に暮れまた次の街を目指し歩く



『…そう言えば、あの時の二郎くんだっけ。』



また会えないかな。そんな小さな独り言は青い空に吸い込まれる











しばらく歩いていると目眩に襲われ足元がフラフラする。



『…っ。』



やばい。そう思った時はもう遅く私は倒れそうになった



だがいつまで経っても痛みは来ない。



目を開けると



一郎「っと。大丈夫っすか?」



オッドアイの青年が私を支えてくれていた。



そこで私は意識を手放した。



「…なんかこの人。どこかで」










____『…ん。』



一郎「あ、起きました?まだ寝てないとダメっすよ?」ニカッ



赤と緑の眼を持った青年は笑顔で私に言う



『ここは?』



一郎「改めて。イケブクロディビジョンの山田一郎と申します。一応ここは俺達の家で萬屋ヤマダを経営してます。」



一郎さんはしっかりと挨拶してくれた



『なるほど…。私はAです。ご迷惑をお掛けしました。』



長居するわけにもいかないので立ち上がり帰ろうとするとふらつく。



一郎「さっきも言ったじゃないすか。寝てないとダメですよって!」



少し困ったように言う一郎さん



『…じゃあお言葉に甘えて』微笑



一郎「よし!三郎ーあと看病頼めるか?」



三郎「もちろんですいち兄!」



『三郎さん。ありがとうございます。』



三郎「…っえ?あ、いえいえ。気にしないでください!」



三郎さんは一瞬固まってから返事をしてくれた



しばらく私の世話をしてから部屋を出ていった三郎さん



頭が回らない。



イケブクロか。ここには戻ってこないと思っていたのに



どうやら私は自分が思っているよりこの街が恋しいらしい



そうして私は眠りについた




『スースー…』



一郎「…。」



二郎「兄ちゃんただいまー。ってどうした、の」



そこには少し前に会ったばかりのあの人がいた。

夢か現実か→←心地いい声



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(プロフ) - シャルさん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させていただきました。こちらこそ読んでいただいて嬉しい限りです!!ありがとうございます。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 細かいかもしれないんですけど、あくまでが悪魔になっていました。間違ってたらごめんなさい! 今回も面白かったです!更新ありがとうございます! (2019年3月28日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シャルさん» 暖かいコメントありがとうございます!!私の書きたいことが伝わっていたようで安心しました(泣)コメントを励みに頑張りたいと思います!ありがとうございます。 (2019年3月28日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - とても感動しました!二郎の思いが複雑で私も胸が締め付けられました! 大好きです!更新楽しみにしています!頑張ってください (2019年3月27日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月15日 21時

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