天上の歌声は空回り

メール ページ31

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宛先:萬屋ヤマダ ＞


先日は事情聴取でお時間を頂きありがとうございました。


M.T.C及びヨコハマ署 組織犯罪対策部 巡査部長 入間です。


警察の方で貴方方のDNA調査、及び身辺調査を致しました。


勝手に決行して申し訳ないと思っています。


詩方さんと貴方方の調査をしたところDNA(・・・)の不一致。つまり全く別物のDNAであることがわかりました。



それに加え詩方さんの家に山田三兄弟が来る予定だった。との資料が見つかりました。(なぜ破談になったのかはわかりませんが。)



どうも巧妙に隠されていたようで見つけるのに大変苦労致しました。



恐らく隠したのは中央区の人間でしょう。勘解由小路無花果か、あるいは別の誰か、か。真相はわかりませんが、犯人があの時言った兄妹である。というのは嘘だったと断言できます。


本人(犯人)は知らなかったようなので恐らく誰かに吹き込まれたのでしょう。



分からないところが多々あり、申し訳ない。



あぁ、それと。うちのボン…碧棺から一言



｢…世話かけんなダボ｣だそうで。



今度はお世話になるかもしれませんね。



それでは。



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｢行くぞーA！｣



『うん！』



これを(メールを)知るのはまだ先のこと。



｢あ、そうだ歌ってくれよ！｣



『もちろん』



『…＿＿＿＿＿＿♪』




これからも私たちは強く生きてゆく




大切な人と。




大切な歌と一緒に。









END.

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