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お目覚めですか ページ30

『…聞こえてるよ、ちゃんと』



「へ、」



「…っA」



『…うん、二郎』



『私も、大好きだよ』



弱々しく俺の頬に手を当ててくれる



「…っ良かった…」




「…まって、私もって?」



え、聞こえてたのか?



「あの、どこから聞こえてたんだ?」



『俺は愛してるぞの辺から』



「ほぼじゃんか…」



『ごめんね、意識はっきりしてなくて、』



全身の力が抜ける



「二郎!」



振り向くと二人がいた



「兄ちゃん、三郎」



外であったことを説明した



「…もう二、三発殴っときゃよかった」



『まぁ、助けてくれたんだし良しとしようよ』



「っ良くねぇよ!死にかけたんだぞ!」



「まぁまぁ、落ち着けよ」



「そうだぞ低脳」



「三郎、てめぇ!」



「なんだよ!」



「おい、二人とも!」



『ふふっ笑』



ピタッと動きを止める3人



『ごめんね』



『いつもの三人だなと思って』



顔を見合わせ



「「「ブッ…!!」」」



と吹き出す3人



思わず大きな笑い声が出る。



その後も事情聴取を受けたり大変だったが



平和な時間が流れていった



いつだって天上と呼ばれる歌声は空回り



この声のせいで傷ついたりしたけれど



みんなに会えたから。



しがらみがなくなった今、歌うことは怖くない



ありがとう。みんな。



そして、この恋心は



家族としての愛。それでいい。



あそこであったのも、病気が治ったのも




少し寂しいけれど。

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(プロフ) - シャルさん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させていただきました。こちらこそ読んでいただいて嬉しい限りです!!ありがとうございます。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 細かいかもしれないんですけど、あくまでが悪魔になっていました。間違ってたらごめんなさい! 今回も面白かったです!更新ありがとうございます! (2019年3月28日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シャルさん» 暖かいコメントありがとうございます!!私の書きたいことが伝わっていたようで安心しました(泣)コメントを励みに頑張りたいと思います!ありがとうございます。 (2019年3月28日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - とても感動しました!二郎の思いが複雑で私も胸が締め付けられました! 大好きです!更新楽しみにしています!頑張ってください (2019年3月27日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月15日 21時

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