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呆気ない ページ28

一郎side




三郎を連れ外まで出た俺たち




「悪かったな、こんな事頼んじまって」



「…貸しだからな」



「おう」



後ろで入間銃兎が電話をしている



「えぇ、はい。」








「あはははぁ、」



「せめてあいつの最後見たかったなぁ?」



「俺の作品なのにさぁ」



「…作品?」



殴りかかろうとすると左馬刻にとめられた



「流石にこれ以上傷つくったら言い訳できねぇわやめろタコが」



だがそう言って握っている拳には血管が浮きでている



「いち兄、」



ダメです。というように首を振る三郎



その後もあははと笑い続ける



どこまで侮辱すれば気が済むんだこいつは



「…それは本当の話か!」



「嘘だったら許さねぇぞ!」



急に入間銃兎がでかい声を出す



「む。なにか進展があったようだな」



「急にでけぇ声出すなや。耳ぶっ壊れんだろうが」



そういう左馬刻を無視して電話を切った入間銃兎



「では。また連絡する」ピッ



「残念だったな。隼颯」



「えぇ?どういうこと?」ニヤニヤ



「お前は焦っていたんだろう。」



「どういうことか説明しろよ!入間銃兎!」



「今から説明するから聞いていなさい」



「お前は薬の効力が切れるのを恐れていた」



そう言うと隼颯の顔がぐにゃりと歪む



「その前に決着をつけたかったんだよな?」



「あぁ、そうだよ、だから早く楽にさせてやろうと歌わせたんだ!!」



「…残念だが薬の効果はもう切れている」



「はぁ?」



「え、じゃあなんでAさんは倒れて…」



まぁ、簡単に言えば



「副作用だな」



「…は?」



「今までの病気の副作用が一気にきて倒れたというのがこちら側の見解だ」



「…っクソが、クソがァァァ!!!」



「その様子だと、銃兎の見解は当たっているようだな」



「じゃあ、Aは」



「…薬の効果が切れてんだたったら、死ぬ心配もねぇよなぁ。」



隼颯は顔をゆがめて大いに悶えている



「…ハッ 無様だなァ?てめぇがやってきたこと全て水の泡ってわけだ」



「…そん、な…」



「ハァ、とりあえずこのクソ…犯人は私たちで連行しますので。」



「…あぁ。世話になった」



隼颯は車内で大声をあげながら連行されて行った



「結構、なんとも言えない呆気なさでしたね。」



「あぁ。」



終わった。そう思っていると



いち兄が話し始めた



「…昔な、俺Aに会ったことあったんだよな」

昔の記憶→←決着



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(プロフ) - シャルさん» ご指摘ありがとうございます!!訂正させていただきました。こちらこそ読んでいただいて嬉しい限りです!!ありがとうございます。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 細かいかもしれないんですけど、あくまでが悪魔になっていました。間違ってたらごめんなさい! 今回も面白かったです!更新ありがとうございます! (2019年3月28日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シャルさん» 暖かいコメントありがとうございます!!私の書きたいことが伝わっていたようで安心しました(泣)コメントを励みに頑張りたいと思います!ありがとうございます。 (2019年3月28日 0時) (レス) id: 6c48c3ca2f (このIDを非表示/違反報告)
シャル - とても感動しました!二郎の思いが複雑で私も胸が締め付けられました! 大好きです!更新楽しみにしています!頑張ってください (2019年3月27日 23時) (レス) id: 0ad92d1aab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月15日 21時

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