[05].嫉妬哀感 ページ5
.
「お姉ちゃんってモテるんだね!」
『うーんどうだろう』
お姉さんは頬をかきながら困ったような顔をした。
ムカつきはするが、お姉さんは心が綺麗で優しいし…モテて当然だと思う。
ムカつきはするが。
「…誰かと付き合ったりするの?」
『そうだなぁ…今はいいかなって。今は津美紀ちゃんと恵君と一緒にいれれば』
「っ…そっか」
「私も!」
お姉さんのその言葉で胸がポカポカしてとても嬉しかった。
それから空が赤くなるまで公園で遊び、その時間は、学校よりも楽しかった。
『もうすぐ夜になっちゃうから今日はこれでお終いにしようか』
「うん!」
「…」
また、今日が終わる。お姉さんと居る時間が終わる。
お姉さんと別れる瞬間が、とても寂しい、離れたくない。
それが顔に出ていたのか、お姉さんはしゃがんで俺と目線を合わせてくれた。
『大丈夫だよ。また明日も会えるから』
「うん…」
『また私と恵君達の都合が合ったら一緒に遊ぼうね』
「うんっ」
お姉さんとそう約束して津美紀と共に家に帰った。
そう…大丈夫だ。また明日も会える。
.
750人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドルチェ - 恵くんかわええ…!尊いが渋滞してる…面白かったです!続き待っています! (2021年4月18日 10時) (レス) id: c0f67cbf6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雄里 | 作成日時:2021年3月27日 1時