最強でも姉には勝てない【呪術廻戦】

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私と悟は今、急な出張で地方に飛ばされていた。
そもそも悟は特級呪術師だから忙しいのは分かるし、悟程ではないけど私も一級だから忙しいと言ったら忙しい。

一昨日まで九州方面に飛んでいたから。
でも、悟だけで十分だと思うのに私まで……




「…？ 姉さん、体調悪い？」


『え？ あぁ…違うよ。 今回の出張、ちょっと可笑しいなって』


「俺との出張が嫌なの！？」


『いやそうじゃなくて… なんで特級の悟が居るのに私まで一緒なのかなって…本来なら悟だけで十分でしょ？』


「…そうだね。 それに今回は特級でも無さそうだし……姉さんはコレをどう考える？」


『…まだ分からない、と言うよりも推測ね。 上が一年担任である悟と一級である私が彼らの周りに居るのが邪魔だった、と考えている。 つまりこれは＿＿』


「────虎杖 悠仁を殺すのに邪魔であった、と言うことだね」


『そう。 まあ推測だから分からないけど……可能性はある』




しかも今回悠仁達は一年三人で、少年院への任務。
少年院なんて負の感情が凄い集まりやすい場所だ。

もしかすると一級…いや特級並の呪霊がいるかもしれない。
これはさっさと片付けて帰らないとだね。




『さて…今回はどっちがやる？』


「姉さんの手を煩わせたくないから俺がやるよ」


『りょーかい』


「待って姉さん今の可愛いかったから後でもう一回言って。 充電音にするから」


『それくらい別にいいけど…ほらさっさと殺る』


「実力派エリート 五条 悟。行っきまーす」





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