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三話『愛する者』 ページ3

"アリス"

それは、ルイス・キャロルの最も愛する者。
そして―――彼の『異能力』そのもの。

【不思議の国のアリス】
何処からともなく扉が現れ、その扉の中から少女(アリス)がやって来る―――といった能力だ。


アリスはつまり、異能生命体である。
然し、とても可愛らしく、純粋な(に見える)少女の姿をしているのだ。

異能が発現した時からだろうか。
キャロルが幼女嗜好(ロリコン)に走ったのは。
異能が発現した時からだろうか。
キャロルが法に触れかけてるような思考回路を持つようになったのは。



「私のアリス」


「黙れ」



………兎に角、アリスは彼の異能である。
そして彼もまた、アリスを操る異能者だということを分かって頂けただろうか。

異能生命体であるアリスは、自分の意思を持ち、自由に行動することが出来る。

故に普段探偵社に姿を現す事はなく、曰く、街を散歩しているのが日課だと。

然しどれだけ離れていても、キャロルがアリスを呼べば彼女は扉の向こうから直ぐにやって来るのだ。


恐らく彼がアリスという異能と出会ったのは必然で、彼が幼女嗜好(ロリコン)に走るのは運命だったのだろう。



「アリスが足りない!」


「―――頼むから黙ってくれ」



――――これもまた、愛の一つなのだろう。
少々、度が過ぎるとは思うが。

四話【人生万事塞翁が虎】→←二話『自慢話』



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ヘルパー(プロフ) - 及川さん» ありがとうございます!私も正直何書いてるんだろうと思いつつ勢いのままに進めてます!w応援ありがとうございます!お応え出来るよう頑張ります! (2018年4月4日 15時) (レス) id: ee09beb631 (このIDを非表示/違反報告)
及川(プロフ) - 見たことのない書き方ですごい魅力的でした!!更新頑張ってください!影でひっそり見てますねw (2018年4月4日 15時) (レス) id: baff135399 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヘルパー | 作成日時:2018年4月4日 12時

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