九条の貴婦人Ⅱ (ページ23)

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辻峰の5人立を見た後、Aたち女子は銭湯に入った後夕食の準備をしていた

白菊「九条さんの彼氏さんって辻峰の方でしたのね」

妹尾「私は知ってたけどね」

花沢「出た！妹尾の九条さんマウント！」

話ながらもカレー作りに励む女子たち。しばらくすると辻峰のみんなが様子を見に来た

不破「いやいや～女子のエプロン姿ってのは中々いいもんだよな」

太田黒「うむ、特にあの……」

不破「あの？」

太田黒の視線の先には妹尾がおり、太田黒はますます頬を赤く染めた

二階堂「A、手伝うことある？」

二階堂はAに後ろから抱き着きながら訊く

A「ない、あと危ないから離れて」

二階堂「やだ、Aにくっつくと息がしやすい」

A「私、空気洗浄機じゃないんだけど……」

2人のイチャイチャを女子は微笑ましく、男子は恨めしく見ていた

鳴宮「遅くなってごめん！」

如月「いろいろあって！長湯になっちゃった」

話を聞くに、小野木が竹早の眼鏡を壊し今現在小野木は竹早の世話をしているそうだ

A「案外あの2人って気が合うよね」

山之内「だよねー！……って九条さん？！」

山之内は二階堂とゼロ距離のAを見て頬を赤く染めた

如月「あ！やっぱり九条さんの彼氏だったんだ！」

山之内「え！付き合ってるの！？湊知ってた？」

鳴宮「中学の時噂になってたけど、本当なのかは知らなかった……(静弥は知ってるのかな？)」

鳴宮は心底驚いたような顔をして2人を見る

潮崎「みんな、やってるかな？」

クーラーバッグを持って入ってきた潮崎はドヤ顔をしていっぱい入った魚を見せた。その多さにみんな感嘆の息を漏らす

潮崎「君たちにもおすそ分けだ」

花沢「あ、りがとうございます。けど……鳴宮くん捌ける？」

鳴宮「アジの三枚おろしが限界」

花沢「九条さんと妹尾は？」

2人は首を横に振りできない意思表示をしたその時不破は太田黒を肘で突いた

花沢「あの～お気持ちは嬉しいんですが～私たちにはちょっと荷が」

太田黒「オッホン！！！！」

太田黒のわざとらしい咳払いに不破は頭を抱えた