第9話 ページ11
kn side-
Aの隣に座る。ゾムは書類の刑がショックだったのか、ぼーっとフォークで肉を食べている。
(食害は大丈夫そうやな。)
『いいよー。一緒に食べよぉー。』
Aが笑顔でこっちを見てくる。Aのプレートにはたくさんのご飯が乗っており、すごく美味しそうに食べていた。
syp「先輩。迷惑かけないでくださいよ?」
そう嫌味を言いながら、ショッピくんが俺の隣に座ってきた。
(可愛い後輩なんやけどなぁ。)
ut「シャーオっちゃん。一緒に食べようや。」
sha「えーキモッ。」
ut「ｱﾝﾁｭﾒﾀｲ。」
シャオロンの隣には大先生が座ったようだ。シャオロンは大先生の発言に引いて少し椅子をAの方にずらしていた。
(俺もあれは引くな。)
『美味しいねー。』
Aが口をもぐもぐしながら嬉しそうにニコニコしていた。
sha「なあなあ。お前はどういう人格なん?」
シャオロンが大先生を押しのけながら聞く。俺も聞きたいな、と思っていたのでちょうどいい。
kn「俺も気になってた。」
ショッピくんも気になっていたのか、席を俺の方にのそのそと寄せて来た。
大先生に至っては、シャオロンが離した距離を詰めてヘラヘラと笑っている。
『僕にはねー。負の感情がないんだー。』
驚いた。だからこんなにいつも笑顔なのか。しかし負の感情がないと不便じゃないのか?泣く事も出来ない。
kn「不憫だな……」
するとシャオロンが、心無い癖に、と笑ってきた。後で殴る。
『不憫…?かわいそうって事?』
kn「あ、ああ。」
『大丈夫だよ。そもそも悲しいなんて感じる心はないからねぇー。
だから……全然不憫じゃないよ。』
そう言うとAは笑った。ポジティブというのか何なのか。
『ごちそうさま!!』
Aが立ち上がり、部屋に向かう。
kn「んー。」
Aがいなくなったのを確認すると、大先生が喋り始めた。
ut「ありゃ駄目だね。」
kn「なにがや?」
ut「さっきの顔……見た?かわいそうだね。」
kn「そうかー?」
どういう事だろうか。Aは笑ってたはずだ。シャオロンがさすが心ないな、とクスクス笑っていた。
sha「俺も大先生と同じやな。」
kn「んだよ。ショッピくんお前は俺と一緒だよな。」
syp「は?先輩と一緒にしないでください。俺には心あるんで。」
syp「疲れますね。ずっと笑ってるのは。先輩ならよく分かるんじゃないっすか?」
kn「!?」
___________________________________
人格 変動なし
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ザックザク(プロフ) - 夢みた猫さん» コメントありがとうございます！！読んでいただいて本当嬉しいです！！！元気になりましたwwほんとありがとうございます！！！ (2020年5月19日 14時) (
レス) id: 4500345d4c (このIDを非表示/違反報告)
夢みた猫(プロフ) - 更新ありがとうございます！私は初コメですが、楽しく読ませてもらっています！他の方にはなかなかない設定なので内容はなんとなくではありますが覚えているので大丈夫です！これからも楽しく読ませていただきますので、頑張りすぎない程度に頑張ってください！ (2020年5月16日 14時) (レス) id: 1ac7f0a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ザック(プロフ) - かなとさんありがとうございます!気付きませんでした。 (2019年10月17日 20時) (レス) id: 4cb8e8b04b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月17日 20時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ザック x他1人 | 作成日時：2019年10月17日 20時
