第10話 ページ12
kn side-
???「コネシマ。起きる時間よ。」
kn「はい。お母様。」
俺はとある貴族だった。毎日朝6時30分に母が俺を起こしに来る。
俺は母が起こしに来る前から起きており、すぐに準備を済ませ、一階の食卓に降りる。
母「コネシマ。こないだのテスト98点だったらしいわね。」
その言葉に俺は冷や汗をかく。
kn「は、はいお母様。でも平均35点だから……」
この前のテストは難しく、間違えたのも一問だけ。それも解答用紙に写し間違えただけだ。
母「何それ。言い訳?」
kn「いいえ、お母様…そんなつもりでは!!!」
母が冷たい目で俺の事を見る。俺がどれだけ頑張っても褒めてくれない。
満点をとったテストを小学生の頃、母に自慢したが
母「当たり前でしょう。次もとりなさいよ。」
と冷たく返された。
小学生だった僕は真に受け、次回のテストで満点を取れば褒めてもらえるかもしれないと思っていた。
次のテストでも、満点をとったが結果は同じ。また冷たく返された。
その次のテストでは98点。それでも当時の俺は高い点数だと思っていたので、自慢しに行った。
母「なんでこんな点数取るのよ!!!」
そう言って俺の頬を叩いた。幼少期の俺には衝撃的な出来事だった。
それでも母が大好きだった俺は、一方的に満点をとっては自慢していた。
今日までずっと。
母「あなた今小学生じゃないのよ!?満点が取れるはずでしょう!!!」
母はそう怒鳴ると、俺の頬を叩く。食卓には父もいたが冷たい目で俺を見るばかり。
母「ここで反省しなさい!!!」
そう言って母は俺の事を地下牢に放り込んだ。必死に嫌だと言う俺の声は聞こえていないようだった。
当時高校生だった俺は、一週間たった頃に初めて両親を嫌いになった。
kn「なんでこんな事されなくちゃいけないんだ。」
俺は母に怒られても何も感じないようになった。
俺はその事をきっかけとして
“心を捨てた”
毎日変わらず笑って、優等生を演じた。友達からは気味悪がられ、次第に俺から離れていった。
でも俺は満足だった。だって母が嬉しそうにしてたから。
ある日母が俺の事をちょっとした事で怒り、暴力を振るってきた。
それでも俺が笑っていると、母や父まで気味悪がり、俺の事を陰で悪く言っているのも聞いた。
俺はどうすれば良いのか分からなくなっていた時、あいつは現れた。
???「コネシマとやらはここにいるか?俺の仲間に誘いに来たゾ!!」
俺をこの家から救い出してくれ……
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ザックザク(プロフ) - 夢みた猫さん» コメントありがとうございます！！読んでいただいて本当嬉しいです！！！元気になりましたwwほんとありがとうございます！！！ (2020年5月19日 14時) (
レス) id: 4500345d4c (このIDを非表示/違反報告)
夢みた猫(プロフ) - 更新ありがとうございます！私は初コメですが、楽しく読ませてもらっています！他の方にはなかなかない設定なので内容はなんとなくではありますが覚えているので大丈夫です！これからも楽しく読ませていただきますので、頑張りすぎない程度に頑張ってください！ (2020年5月16日 14時) (レス) id: 1ac7f0a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ザック(プロフ) - かなとさんありがとうございます!気付きませんでした。 (2019年10月17日 20時) (レス) id: 4cb8e8b04b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月17日 20時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ザック x他1人 | 作成日時：2019年10月17日 20時
