第１話 隠れた罠 ページ12
あの日から1か月がたち･･･
何回かあの事務所を訪れたこともあり、大きく関係性も変わり始めた
そして、俺は今まで住んでいた家からあの探偵事務所に引っ越す
と言っても･･･
家電は優しい大家さんが持ってきてくれたもの
だから荷物って言っても･･･教科書と服ぐらいしかなかったから
迎えに来てくれた相葉くんが乗っていた車で充分だった
その車には大きく犬の絵がプリントされている
「この車借りてきたんだ！」
相葉くんは車のギアをいじりながら言う
どうやら･･･相葉くんが働く施設が持っている車のようだ
それからは他愛もない話をしながら･･･
小さな路地に入ろうとしている
そう言えば･･･前にみんなにあったのは１週間前になるのかな？
和は一回も黄色の部屋から出てこなかったけどね･･･
そんなことを考えていたら
急に流れる景色が止まった･･･
相葉くんがドアを開けてくれる
どうやらついたらしい
それからは２人で荷物を降ろし始めた
前までは･･･あんなに人見知りされてたのに･･･
「ごめんねー！翔ちゃん！
手伝ってあげたいんだけど･･･
俺これ返しに行かなきゃなんないの」
ダンボール箱を車から降ろし終わった相葉くんが車を指さす
「気をつけてね」
俺は手を振りながら相葉くんと別れ･･･
ダンボールを運んでいく･･･
･･･人間の体って本当に不便だ
力も弱いし、動きも鈍い･･･
お守りを取れる物なら取りたいけど･･･
大人気のレストランが、ある
･･･そこでは潤が働いている
バレたら大ごとになり兼ねない
だから仕方なく一個一個運んでいくことにする
まぁ･･･荷物も少ないしね･･･
玄関まで入れたら･･･大野･･･いや、
智くんが来てくれて荷物をもつのを手伝ってくれた
智くんと呼ぶようになったのも･･･
智くんが『俺そんなに歳、変わんないから』と言ったからだ
和はそれすらも気に入らないみたいだけど･･･
「大野さ･･･智くん
本当にいいの？」
もう一度確認するように問いかける
「ここまで荷物運んでて帰れっていうほどオイラはひどくないからね」
相変わらずフニャとした笑顔で微笑む智くん
･･･これから俺の新生活が始まる
開けた窓からは･･･
爽やかな風が吹き込んできた
「あぁ･･･お隣さんはカレーだな･･･」
余計な食欲を煽る匂いもやってきてしまったみたいだけど
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あずりん(プロフ) - Love . Percation さん» コメントありがとうございます！本当に夢には感謝しなければならないなと思っています（笑これからもか頑張りますのでどうか、宜しくお願いします (2015年8月12日 16時) (
レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
Love . Percation - とっても面白かったです！！この物語を作るきっかけが、作者さん自身が見た夢がもとになっているのは驚きでした。これからも、面白い探偵物語を作り続けてください！応援します！ (2015年8月12日 15時) (レス) id: e5dd923c7d (このIDを非表示/違反報告)
あずりん(プロフ) - サラさん» コメントありがとうございます！はじめまして。続き頑張って妄想します！ (2015年8月2日 17時) (レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
サラ - はじめまして
面白いです
続き楽しみです
(2015年8月2日 16時) (携帯から) (レス) id: c591997bc3 (このIDを非表示/違反報告)
あずりん(プロフ) - ちー(｡･ω･｡)さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります (2015年7月20日 19時) (レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜嵐 x他1人 | 作成日時：2015年6月28日 13時
