ハリーポッターと奇跡の子賢者の石 (ページ33)

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ピクニックは？フレッドside ページ33

フレッド)「今日こそは姫とデートするぞ。」
朝、誰も起きていない部屋で僕は宣言をした。
すると、隣から毎日のように聞いている声が聞こえてきた。
ジョージ)「へーぇ。誰とデートだって？」
相棒はニヤリと笑うと僕のベッドの上に座った。
ジョージ)「なーに1人だけ抜けがけしようとしてるんだよ。勿論僕も行くからな。」
やっぱり。だからバレたくないんだよ。
僕も相棒も、姫の事が好きなんだ。
談話室には姫の姿はなくアンジェリーナに聞いてもわからないと言うので大広間まで行こうとすると、前にはずっと探していた人がいた。
フレッド)「僕はだーれだ。」
僕が聞くといつも君は自信満々に僕の名前を呼んでくれる。その姿が可愛くて僕はまた君を好きになるんだ。
貴)『何のようなの？』
僕はいつも自信満々に言うけれど心の中では君に断られんじゃないかっていつもハラハラなんだよ。
でも、君は優しい笑顔で受け入れてくれる。
僕がひざまずくと君は立ち上がらせてくれてズボンを優しく叩いてくれる。
今日は久しぶりに授業に出てみた。
隣を見ると相棒は羊皮紙にずっと羊皮紙に今日のプランを書いていた。
授業が終わると一番最初に教室を出て談話室に急いだ。
まさに運命。そこに君は現れたんだ。
ジョージ)「なぁ、相棒。姫なんか変じゃないか」
確かにそうだ。隣には泣いているネビルロングボトム君がいてグレンジャー嬢が姫を支えている。
一体何があったんだ。
何があったか聞くと君は気まずそうに笑う。
見たところ、ネビルロングボトム君が実験に失敗してそれをメシルが庇って怪我をしたというところじゃないかな。
まったく。
世話の焼ける姫だ。
でも、そんな君が僕も相棒も好きなんだ。