1．人生は分からない ページ1
．
．
「あの───･････････、どこかでお会いしたことありませんでしたか？」
．
．
信じられるだろうか、この状況を
．
A「えっ…………」
．
．
もう、私が送る人生の中に
現れることなんて無いんだろうなと思っていたその人物
．
………………が、
今目の前にいる
．
．
翔「あ──………、やっぱり人違い、でしたか……？」
．
．
仕事終わりに久々に皆で飲みに行くか、という部長の一言から始まったこの飲み会。
行き先は行きつけの居酒屋
昔ながらの雰囲気と、格別に美味しい料理で沢山のサラリーマンやOLを癒す、都会から少し離れた所にあるお店だ
．
A「…ごめん、私お手洗い行ってくるね」
智「おう、気を付けて行けよ」
．
隣に座っている、付き合って3年になる同期の智に
小声でそう伝えた後
．
．
事件は起きた
．
A「あっ、その、」
．
気を付けて、そう言われたくせに学習しない私は、トイレから出てくる男の人と思いっきり衝突して
「うわ！！！」って女を捨てたみたいな声を出して
床に叩きつけられるみたいに転んだ
．
最初は「大丈夫ですか！」ってぶつかった男の人も心配して、肩を貸そうとしてくれた
でも、なんだかその人の様子がおかしくなって
．
ん？なんだ？って思ってたら、次はその人から妙な視線を感じて
「んあ？」ってその人の方に顔を上げたの
．
．
そしたらこの人がいるんだもん
やっぱり人生は
．
．
何が起こるか分からない
．
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1013人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向日葵
| 作成日時：2016年4月11日 20時
