第11話 ページ12
「「「ご馳走さまでしたー」」」
「あ、今度はちゃんと言ったんだね。」
「ネタがなk「賀屋ー早く片付けて課題やろ」( ˙-˙ )」
「わかったw」
「?どうした?」
「いやwなんでもないw」
____
食器を洗い終わり、食卓でまた頭を抱える美夜と賀屋。真屋は「今日バイトあるから寝るわー」と言って家に戻った。
「……よし探検始めようぜ。」
「そうだね。うん。黒葉(クロハ)呼ぼうぜ。」賀屋は美夜にうんとも言わせずスマホを手に取り黒葉に電話をする。
黒葉とは、賀屋と美夜のもう一人の幼馴染である。黒葉(クロハ)こと、小村 黒葉(コムラ コクヨウ)。
「お、おい…」美夜は賀屋を止めに掛かろうとするが時すでにお寿司だった。(なんつtt((殴
ん"ん"…時すでに遅しだった。
〈prrrrrrr…prrrr…ブツッ……誰?〉音が切れると、そこから寝起きのかすれたような声が聞こえた。
「あ、黒葉(クロハ)?オレオレー」
〈…現在このケータイ電話にはオレオレ詐欺を受け付けておりません。〉
「待って!切ろうとしないで!」
チッ!と壮大な舌打ちが電話越しで賀屋たちに聞こえる。どうやら、舌打ちするほど図星だったらしい。
〈お前じゃ話にならんそうだから、美夜に変われ。〉
「えぇ〜最近俺への対応塩すぎない?…まぁ、別にいいけどさ…」
「〈え、おまっ…そんな性癖あったのか…?〉」
黒葉と美夜が電話越しで声を揃える。
「違う!美夜に電話を変える事だよアホ!つか、2人して同時に同じこと言わなくてもいいじゃん!」
賀屋は、バシッ!と美夜の手に携帯を叩き付けた。
美夜は取り敢えず、3人で会話ができるようスピーカーにした。
〈うるさっ…はー…はいはいゴメンナサイネー〉
「黒葉のバーカ!もう知らねぇから!」
〈んじゃ、この電話は切っていい?寝たいんだよね。〉
「あっ、ごめんなさい、許してください、助けてください!文才の神様黒葉様!!」
〈えぇ……〉
「あ〜…もしもし?黒葉(コクヨウ)?」
さっきまで静かにこの現状を見ていた美夜が、黒葉に声をかける。
〈?どした?〉
「ガチで助けて」
〈は?〉
______
今日は!作者です!
今回初登場の黒葉氏の軽いキャラ紹です!
小村 黒葉 (コムラ コクヨウ)
賀屋の親戚兼従姉妹。
小村家は基本友好的で、表情感情豊かな家庭である。
黒葉は遺伝子の対抗で小村家の真逆な性格になってしまった。
が、学校とか家ではよく笑っている。それが心からなのか、誰も知らない。
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よや - 友達になってください (2022年6月18日 21時) (レス) id: 30c99c0b64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月海 | 作成日時:2021年2月3日 17時