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深夜3時。

カリカリとボールペンの音だけが響く閻魔殿。

「ふふふっ今日も頑張ってますねー鬼灯様ー」

その鬼灯様の横で、私は鬼灯様を眺める。

鬼灯様の顔には隈ができている。
今日で何徹目だろうか。

幽霊になってから、睡眠が要らなくなった私。
朝から晩まで、ずっと鬼灯様を眺めてられる。

鬼「はぁ…………」

あまりの仕事の多さにいやになったのか、鬼灯様はため息をついた。

閻魔大王も今日は用事があるからといって早く上がってしまったし、今は鬼灯様一人だ。(私を除く。)





だからこそ、弱音を吐いたのかもしれなかった。

鬼「Aさん…今あなたがいてくれたら、なんというでしょうね……」

あ「がんばれとか、お手伝いしますとか?」

鬼「………もうすぐで、あなたがいなくなってから丁度500年になります。」

あ「ですねぇ。長いような、満喫した500年だったような………」

鬼「早く帰ってきていただきたいものです。」

あ「……………………」


そっと鬼灯様の頬にふれるが、その手は透けてなにも掴めない。

あ「鬼灯様………私…」









鬼「私は、貴方にはじめてあったときからずっと想っていたのに、結局最後まで、言えませんでしたね…………」









「は…………………?」

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 悲恋 , 死ネタ・ヤンデレ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:字。 | 作成日時:2018年5月22日 1時

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