センラーなり、3 ページ5
「よし、ゲームしようや」
『やから何やるんやって』
お皿洗いを終えたらしく、お兄ちゃんがソファに座っていた私の隣に座ってきた
私はスマホから顔を上げずにお兄ちゃんに言葉を返す
「ちょ、こっち見るくらいしてや」
『ダメ、今センラさんの動画見てるから』
やっぱりセンラさんかっこええ…
「そんなん音で分かるわ!」
あっ…スマホ…!
『お兄ちゃん返してや!』
「嫌や、ゲームするんやから!」
幼子か!何歳児やこの兄!
『はぁ…何するんや?』
「連想ゲーム?」
いや、レトロ!?
まぁ…ええか……
お兄ちゃんの私に対するわがままはどうにもならんしな
「じゃあ、ソファからにしよか!」
『んー、座る』
「イス」
『背もたれ』
「えー…わからん!」
早すぎるやろ…何なん!?
『ふわぁ…ちょっと眠い…』
「朝早かったんやな?ほら、ここおいでや!」
どうしてお兄ちゃんは自分の太股を叩いているんやろうな、意味わからん
そう現実逃避をしながらソファに体を預けて目を閉じた
ん……、今何時やろ…
「お、A起きたん?」
『今何時…?』
「5時半やで?」
あぁ…ご飯つくらな……
『お兄ちゃん、お風呂洗ってお湯入れて』
「ん、分かったで」
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『お兄ちゃん…おやすみ……』
「ん、眠そうやな」
当たり前やろ、もう夜中の2時やで?
明日も早く起きて勉強するしな
「おやすみ、A」
『うん』
お兄ちゃんが昼間のような悪戯っ子のような子供っぽい笑顔ではなく、
兄らしく微笑みを浮かべて私の頭を撫でる
こういうときだけお兄ちゃんぶってるんやないし
ふわぁ…寝よ
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蒼衣瑠璃(プロフ) - たまねぎさん» ありがとうございます…!浦島坂田船の4人それぞれの良さがあって…良いですよね……! (2018年3月4日 16時) (レス) id: 36bba8930e (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - センラーか…私はこたぬき寄りのcrewです!!(どうでもいい)更新頑張ってください! (2018年3月4日 9時) (レス) id: 7ace257b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼衣瑠璃 | 作成日時:2018年2月20日 23時