末っ子の妹は、@ラ！？

センラーなり、２ ページ4

「やっぱりAが作るご飯は美味いな！」


私が昼食に作った炒飯を食べながら、

目を輝かせて言うお兄ちゃん



何でこの人はここまで元気がええんやろうか(２回目)




『普段ちゃんと栄養あるもん食べてるん？』


私のレベルの料理で喜ばれると心配になるんやけど



「食べてるで？」


兄のきょとんとした顔を見るには大丈夫なんやろう


体調不良とか風邪の予兆とかも見られない




『食べ過ぎて太ったりしてない？』


「酷くない！？」



ごめん、お兄ちゃん

これはただのイタズラの類いや






『あのさ、夜ご飯何がええ？』

炒飯を口に運びながら尋ねる


「お昼ご飯食べとる時に聞く？何でもええよ」



その返答が一番面倒やって話、よく耳にするよな




『じゃあお兄ちゃんの苦手なものでええな』


「ごめんなさい、パスタが良いです」



パスタなぁ…、ナポリタンでええかな

冷蔵庫に入っているものだけで作れそうやし





「ご馳走さまでした！」


『お粗末様でした』


お兄ちゃんは食べ終わったらしく、食器をキッチンに持っていった



私も最後の一口を飲み込み、お兄ちゃんの後を追う


お皿洗いはお兄ちゃんの役目である





「なーあ、皿洗い終わったら今度こそゲームやろうや」


『それはええんやけど、何やるん？』







「えー、ポッキーゲームとか？」


『ぶっ飛ばすぞ、ほんま』



ふざけんなや、ほんま何言っとるんか意味わからんわ




「冗談やって〜」


ニコニコなのかニヤニヤなのか分からん笑みを浮かべるお兄ちゃん



私はまた溜め息をついた。

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