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突き放したものの、鳥井希にはあまり効いてないらしく、私は彼の手が届く範囲に居た
流石に璃音に連絡するか？
多分、生徒会が一緒に食べてるのなら、璃音も居るはず
なら…
＜助け…＞
「アカンよ」
鳥井希に額を押され、通信が妨害される
なんで通信しようとしてることがバレるの…？
橙乃知野にも聞きたいんだが
「せっかく2人だけで居れるのに、駄目やろ？」
今はどうやってコイツから逃げるか、だ
まず、運動神経は劣っているから無理
じゃあお話してどうにかなるか
無理だろう
「璃音も頼れへん、ステータスは俺よりも雑魚。なのにまだ抵抗する手を考えるんや」
どこか楽しそうに、冷たくそう言い放った鳥居希
「お前はそこらの奴よりか賢いで？歴代璃音の誰よりも。あぁでも1番お前に近かった璃音が居ったな…運動はダメダメやったけど、頭は回る。1番生き残った」
「確か、本名は燈色桃…やったっけ」
「…桃…」
あの子の名前
私をこの世界に連れてきた存在
そして、最大の協力者
「やっぱり、お前アイツと会ったんや」
鳥井希は怪しく笑って私を見た
「アイツ、自力で“俺ら”の秘密について気付いたんや。まあ、知った瞬間に死んだんやけど。死にかたもな、凄かったんやで」
「確か、大量の蜂蜜と牛乳を飲ませて、体に蜂蜜をクッソ塗って、船に縛り付けて漂流させた。その後どうなったと思う？」
多分…多分だけど
「蜂蜜に惹かれた虫に食い殺されるか、食い殺されなくても脱水症状と体調悪化。蜂蜜と牛乳…ってことは、排泄物に塗れてショック死か」
「正解やで！1番気に入られて、1番嫌われた燈色桃の死因は虫に食い殺されたことや。俺が蜂蜜と牛乳で食害したところを全校生徒に見られて、下'痢してたところを思い切り見られて…学校のたくさんの奴らと一緒にアイツを海に運んで、少し話して見たあとみんな飽きて無慈悲に帰ったんや。アイツを気に入ってたキャラですら」
何故、それを楽しそうに言えるのか、理解が出来なかった
いや、理解することを拒んでいたのか？
「酷い話やろ？」
「…そうだね」
「貴方達に狙われた桃が可哀想。気に入られた桃が可哀想。貴方らはお気に入りを殺す趣味でもあるの？」
どうして、“一思いに殺さなかったのか”
時間は無駄だし、結局居なくなるのだから、そんな事しなくてもよかったのに
「貴方らの趣味は否定しない。でもそこに私を巻き込もうとするのはやめて」
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (2023年5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (2023年5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
