I love you from that day (J･M) (ページ25)

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第25話ページ25

「えっと、そろそろ終電の時間だなって」

 「そうだね…帰りたい？Aちゃんは」 

「えっと、その、、」  

帰りたいか、帰りたくないかと言われたら帰りたくない。

けど恋人でもない私がそんな図々しい事言えるわけがない。何も言えずに黙っていると

  「俺はさ…帰したくない」  

ギュッ私の手を握り見つめてくる松本さん顔は真剣で。

目がそらせない。  

「……わたし、、も、、帰りたくない…です」  

必死に絞り出した声はきっと裏返ってて聞こえづらかったと思う。だけど、驚き嬉しそうに笑った松本さんは

  「じゃあ、泊まってかない？」

 「…お邪魔じゃなければ、、」

 「お邪魔じゃないよ。むしろ居て欲しいの俺が」

 「…っ…なんで、そんなに優しいんですか？」

  優しく笑う彼に問う。

彼は不思議な顔をしながら、あははって笑って。

やっぱダメか〜と言う。

  「？」 

「はぁ。よし、あー。俺がAちゃんに優しい理由はたった一つだよ」 

「？なんですか？」

 「…好きだから。Aちゃんの事が好きだからだよ。」 

「っ…！？」  

ギュッと抱きしめられ耳元でそう言われた私の心は壊れてしまうのではないかと思うほど五月蝿く鼓動している。  

「…Aちゃんは？」 

「ぁ…」  

ずっと黙っている私に問う。

何か言わなきゃと思うがなかなか声が出ない。

緊張と驚きで身体がうまく動かない  

「………」  

すっと私から離れた松本さんの顔がとても寂しそうで。

言わなきゃ言わなきゃ、

私は離れた松本さんにギュッ抱きついた

  「っ！？」 

「わ、わ、わたしも…好きです…」 

「は、ははっ！そっか、、、はぁ〜まじか、よかった、、」  

ギュッさらに強く抱きしめ返された。

本当に嬉しそうに、そして安心したような声を出していた。