ナイス、縛兄! ページ10
『蜘蛛井家の人間は成人するまで兄弟にも
性別を隠さないといけないんだ。
アレは性別を勝手に決めつけて
言ってるだけ。』
カカシ『へー』
?『オイ操、お前は集団行動ができないのか!?』
『あ、縛兄。朝ぶりだね。』
縛『そうだな、全捕。
全捕は何しているんだ?』
『担当上忍のカカシと顔合わせして
奢って貰えるらしいから、
昼飯を食べに行くところ。』
縛『やっぱ全捕は凄いな。
写輪眼のカカシに担当して貰えるなんて、
普通は有り得ない事だぞ。』
『ソレも有るだろうけど、
監視の意味もあるでしょ?』
カカシ『何故そう思う?』
『"アイツら”なら、そうするから。』
カカシ『ふーん。』
『そんな事より空腹で死にそう。』
縛・操『監視されてる事をそんな事で済ますなんて、
さっさと飯食いに行かないと
全捕がぶっ倒れる!
さっさと飯に行け!!』
カカシ『ハァア!?』
なんか目の前が薄れて来た。ハハハ。
『この際、なんでも良いから・・。』
カカシ『じゃあ、其処のラーメン屋な。』
はぁ、間一髪だった。
カカシ『食いながら聞くが、
何で飯が食え無いだけで
死にかけてるんだよ。』
『それは、まぁ、死に掛けてる訳じゃなく、
僕という人格が消えかけてたんだ。』
カカシ『人格が消えかけてたってどういう事だ?』
『僕という人格を保つにはそれなりに
エネルギーを使うんだ。
簡単に言えば、僕という人格は幽霊みたいなモノで、
この身体にはもう一つ元々の人格が有るんだ。
3年の間に少しずつ混ざってるけど、
まだ完全に混ざって無いから
エネルギーが不足すると分離していって、
完全に分離すると、僕という人格は消える。』
カカシ『分離する間は気絶しているのか?
お前の兄貴共がぶっ倒れるとか言ってたぞ?』
『兄達が言った通り倒れる。』
カカシ『今どれくらい混ざっていて、
完全に混ざる迄はどれくらいかかる?』
『今は四分の三ぐらい混ざっているから、
後、半年ぐらい。
あ、替え玉 良い?』
カカシ『好きにしろ。
じゃあ、半年はB級任務以上は無理だな。』
『まぁ、そうだね。
って、何でコッチ向いてるんだ!!
口見ないって言いましたよね!?』
カカシ『言ったか?』
『言いました。』
カカシ『蜘蛛みたいな口でも
気にする事無いと思うぞ?』
『僕だって女子だから気にする!』
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作者名:木樹 | 作成日時:2022年8月9日 23時