2回目の転生で (ページ8)

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班の担当上忍誰だろなーページ8

ー夜ー
はしら兄様、とびら兄様
宣言通り、卒業試験合格したよ。
次は中忍に2年以内になるからね。

教室に入って席に座っていると、
サカナ先生がそれぞれの班を発表していった。
しかし、何故か僕の名前だけ呼ばれなかった。

サカナ『今、蜘蛛井以外に
　呼ばれなかった奴は居ないな？
　蜘蛛井は案内するから着いて来い。』

何処に行くつもりだろう。
着いたのは火影様の所だった。
サカナ先生はさっさと帰って行った。

猿飛『全捕様、
　コイツが全捕様の担当上忍のはたけカカシです。』

え、カカシ先生だ。
しかし、なんかキラキラしてるな。

カカシ『火影様、未だやるとは言ってません。
　それに、俺が抜けたら、任務が滞るでしょう。
　そして、何故子供に様付けしてるんですか？』

あ、分かった。運命だ！
てか、これ何の話をしてるんだ？

猿飛『任務の方は、心配ない。
　何時も通りの任務を受けて大丈夫だ。
　全捕様は中忍ぐらいの実力を持っておる。
　ご自身の身ぐらい守りながら付いて行けるわ。
　様付けになっている理由は、
　全捕様は全捕様だからだ。』

『火影様、買い被り過ぎです。
　身体が変わって感覚が違うので
　上忍の任務に付いて行ける訳ないでしょう！』

カカシ『ほら、本人もこう言ってますし、』

猿飛『そんな事無いですよ。
　そんなに不安なら、
　カカシと一度手合わせしてみたら如何ですか？』

カカシ『はぁ、本人達の意志は無視ですか。
　仕方ない、コレで付いて行けないと
　俺が判断した場合、
　この話は無かった事にして下さいね。』

猿飛『良いぞ。』

『火影様、コレって全力でやって良いやつですか？』

猿飛『全捕様、禁術になりそうな物は無しですよ。』

チッ、とびら兄様の術は大体ダメか。
『木遁は？』

カカシ『は？』

猿飛『制御出来ているなら問題無いですよ。』

カカシ『ちょっと、待って下さい。
　何で此奴は木遁を使えるんですか。』

『それは僕から説明します。
　蜘蛛井家のDNAは千手柱間の妹である千手全捕と
　化け大蜘蛛のDNAが殆どなんです。
　そして、私はその全捕の生まれ変わりで記憶がある。
　ただそれだけですよ。』

カカシ『千手全捕って誰だよ。
　初代火影の柱間様には、4兄弟だぞ。』

猿飛『それは、私が歴史から名前を消したからだ。
　全捕様の遺言だったからな。』