107 side Nissy ページ7
次の日の午後。
移動の飛行機の中。
1時間ほどのフライト。
隣でパソコンを開き、
仕事をしてるAを
横目で見る俺。
結局。
昨日は二人で軽くご飯を食べて、
並んで手を繋いで眠った。
あんなひどいことをした俺に
Aはただ、
いつものように笑ってくれた。
本当に、Aに出会ってなかったら、
俺は今頃どうしていただろう。
この不安や焦りや
苛立ちと一人で戦っていた？
そう考えると、少し怖い。
西「ありがとな。」
思わず声に出たその言葉に、
こっちを見たAが
キョトンとした顔で言う。
「ん？なんか言いました？」
西「いや、何でもない。
着いたら起こして。」
そう言う俺に。
「わかりました。」
こっちを向いて返事をするA。
自分は仕事してるのに、
俺には、今日の移動の間は仕事禁止令を
だしたA。
「休めるときはちゃんと休んでくださいね。」
そう付け加えたマネージャーの顔したA。
俺はちらっと周りを確認して、
Aに触れるだけのキスをした。
「なっ、何してるんですか！
もう！
人に見られたら、
ど、ど、どうするんですか？！」
キョロキョロと周りを確認してるA。
西「ちゃんと確認したもーん。」
「そういう問題じゃないですっ！」
西「やだった？」
はぁ、とため息をついて、
「誰かに見られたら、
西島さんが困るんですよ、わかってます？」
西「俺困らないもーん。
バレたら公表する、
世界一かわいい俺の彼女ですって。」
「…、西島さん？」
低い声で俺の名前を呼ぶA。
西「Aが怖い…。寝よっ。」
毛布をかぶって寝たふりをする
俺の耳に届くAの声。
「わかってると思いますけど、
嫌じゃないですよ。」
西「え？」
毛布から、顔を出してAを見れば、
もうパソコンに向かってたけど。
頬も耳も赤くなってて、
照れてるのがわかる。
西「かわいい。A。」
毛布の下からこっそり手を伸ばして、
Aに触れる。
「寝るなら早く寝ないと、着いちゃいますよ！」
俺のしてることは、
たいてい嫌がらないA。
かわいくない言い方も、
照れ隠しだってわかるから。
西「はーい。」
今度は素直に目を閉じる。
俺が眠りに落ちたあと、
「よかった、いつものたかで。」
Aが、そうつぶやいたことを俺は知らない。
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リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます！できるだけはやく、4をスタートできるようにがんばります！ (2018年12月25日 8時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - kikiwingwingさん» いつもありがとうございます！色々Nissy事が嬉しくて忙しいですね☆続きもぜひよろしくお願いします！ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！年内には4をスタートしたいと思ってます。よろしくお願いします☆ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - えーーー二人で歩む道けーへんの〜〜とめっちゃ気になります。次シリーズ楽しみにしてますね (2018年12月19日 1時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
kikiwingwing(プロフ) - プロポーズって！！最高です！コメント久しぶりですが、毎日リリィさんの更新も楽しみに待ってますよ！！大好きです！ (2018年12月19日 0時) (レス) id: 3cf9c9f18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2018年10月14日 21時
