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108 side Nissy ページ8

福井公演1日目。


リハを終え、
本番が始まる。



いつも通り、進んでるはずだった。


でも。


ある曲で、
真司郎が足に怪我をした。


痛みに顔をしかめる真司郎。



その日の夜。


明日の公演をどうするか
みんなで話し合う。



無理だ、という声。
歌だけでも、という声。


どの意見を聞いても
真司郎はずっと、俯いたまま。


「7人でやろう。」


そう言ったのは、
実彩子だ。


ダンスのフォーメーションは
いまから全部は変えられない。
でも、真司郎にあわせて少し変更を加えるくらい、私達にできない訳ない。


そう言い切った。



初めての顔を上げた真司郎が言う。


與「ごめん。


明日、実彩子ちゃんの誕生日なのに。
みんなに迷惑かけて。」



実「私の誕生日なんて、どうでもいいの。」



千「見に来てくれるお客さんに、

7人のAAAを見てもらおう。」



西「真司郎、痛むかもしれないけど、

みんなでフォローするから。」


日「真司郎、やろう。」


末「おっしゃ!やろうぜ!」


浦「決まり、だな。」



リーダーの一声にみんなが頷く。


俺らは自然に立ち上がる。


真司郎を俺と日高が支えて、
スタッフさんたちに頭を下げる。



浦「迷惑かけるけど、

よろしくお願いします。」


リーダーがそう言って、
俺達もみんなで頭を下げる。



スタッフさんたちも、
よしっ、やろうと言ってくれた。



最高のステージをみんなで作る。



そのための打ち合わせは、
深夜まで続いた。



その後、部屋で仕事をしてると、
ドアをノックする音。


Aかな、と思ってドア越しに返事をする。


ドアを開けると
そこには実彩子がいた。


西「どうした?」


部屋に入れるか、
ほんの一瞬迷う。



実「話したいことがあって。



Aちゃんにも。


一緒にいるかと思ったんだけど。」


西「いや、ここにはいないよ。

あの後、スタッフミーティングだったみたい。
もう終わってると思うけど。」


さっき
そのまま部屋に戻ります、
ってメッセージ来てたし。


実「そっか。

じゃあ、ここに呼んでもらうことって、
できる?


たかひ…、にっしーと、Aちゃんと
話がしたい。」



そう言う実彩子。



俺は戸惑いながらも、
Aに連絡した。

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設定タグ:AAA , 西島隆弘 , Nissy   
作品ジャンル:恋愛
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リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます!できるだけはやく、4をスタートできるようにがんばります! (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - kikiwingwingさん» いつもありがとうございます!色々Nissy事が嬉しくて忙しいですね☆続きもぜひよろしくお願いします! (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます!年内には4をスタートしたいと思ってます。よろしくお願いします☆ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - えーーー二人で歩む道けーへんの〜〜とめっちゃ気になります。次シリーズ楽しみにしてますね (2018年12月19日 1時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
kikiwingwing(プロフ) - プロポーズって!!最高です!コメント久しぶりですが、毎日リリィさんの更新も楽しみに待ってますよ!!大好きです! (2018年12月19日 0時) (レス) id: 3cf9c9f18d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリィ | 作成日時:2018年10月14日 21時

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